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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

28 ◆hrDcI3XtP.:2019/09/13(金) 23:40:25 ID:WVkvC8.U0

 だがそれをツンは気味を悪がったりはしない。
 それがクーだと理解しているし、クーの不慣れな優しさを受け取ったからか、逆に心拍数は跳ね上がり頬に赤が差す。

ξ゚⊿゚)ξ「……ありがとうね、クー」

川 ゚ -゚)「いえ、この程度」

ξ゚⊿゚)ξ「この程度なんて言わないで? 十分安心できたよ」

川 ゚ -゚)「……問題の解決にはなりませんが……」

ξ゚⊿゚)ξ「ううん、それでよかったと思う。これはきっと、わたしが考え続けるべき事柄なんだよ。だからいいの」

 ツンはクーの手を握りしめながら、そして瞳を見つめながら笑みを浮かべる。
 それに対してクーは寡言だったが、瞳の奥で感情を思わせる揺らぎが生まれた。

川 ゚ -゚)「……失礼しました、お嬢様。私の手など……」

ξ゚ー゚)ξ「ふふっ……出過ぎた真似、とか言うつもり?」

川 ゚ -゚)「……はい」

ξ゚ー゚)ξ「前にも言ったでしょ? こうして触れ合えることは嬉しいって。昔みたいに……」

 言葉を呟きかけ、ツンは首を振るう。
 それを見たクーも言葉を失うと瞳を伏せ、静かに立ち上がりツンから手を離してしまった。


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