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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです
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:
◆hrDcI3XtP.
:2019/10/06(日) 18:08:33 ID:GyYSCP1M0
◇
ツンとクーはまとめた荷物を馬車へと詰め込み、両親に別れの言葉を告げると五日前にきた道を再度辿る。
長かったようで短かったこの五日間。その内容は濃く、まるで一日一日は白夜のそれと同義にすら思えた二人。
ξ*゚⊿゚)ξ「いいところだったなぁ、ハートフィールド……」
川 ゚ -゚)「……お気に召しましたか、お嬢様」
揺れる車内でツンは言葉を零す。
クーに寄り添うように座るツンは惜しむような素振りで、その様子にクーはどうしたものかと悩んだ。
ξ゚⊿゚)ξ、「ねぇ、やっぱり今から戻ろ――」
川 ゚ -゚)「なりません」
_,
ξ゚〜゚)ξ「ぶーっ……クーのけちっ」
川 ゚ -゚)「けちで結構で御座います」
村を発つ際、ツンは涙を零した。
クーの両親に別れを告げたはいいものの、その時になるとやはり寂しさを覚える。
己の生まれ故郷ではないにせよ、ハートフィールドでツンは多くの人々と関わり、皆に愛され、また、多くの思い出を手にした。
その思い出で一際輝きを見せるのは、やはりクーの関係する瞬間だった。
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