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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

234 ◆hrDcI3XtP.:2019/10/06(日) 17:56:03 ID:GyYSCP1M0

川 - ,-)「否で御座います。わたくしは如何なる状況であれ……不安を抱くことはありません」

ξ - )ξ「……強いんだね」

川 ゚ -゚)「あなた様を護り、支える為にと精進してきましたから」

ξ ー )ξ「流石はわたしのレディースメイドだね?」

川 ゚ -゚)「はい。だから……大丈夫です、お嬢様」

ξ - )ξ「っ……」

 不安なのはツンの方だった。
 彼女は段々と緊張と共に恐怖を覗かせた。
 それはクーの身体に触れ、いよいよ衣服に手を掛けようとしたときだった。

ξ。 - )ξ「……それでもね、クー。わたしは……クーと一緒がいいっ……」

川 ゚ -゚)「……はい」

ξ。 д )ξ「絶対に、絶対にっ……どこにもいかないでよ、クーっ。傍にいてっ……」

川 - ,-)「……お嬢様」

 熱を別ち、触れ合い、そうしてその先へと行けば――もう後戻りは不可能だ。
 それは幸せの道だ。だがそれと同時に虎口へと向かうことになる。

 父を裏切り、皆に背を向けることを意味する。
 それは恐怖で、不安で、ツンは実感を得ると涙を零してクーにしがみつく。
 そんなツンを受け入れたクーは静かに彼女を抱き寄せ、頭を優しく撫でた。


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