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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

220 ◆hrDcI3XtP.:2019/10/06(日) 17:44:46 ID:GyYSCP1M0

ξ*゚ -゚)ξ「……やっぱり真っ赤だね」

川 ///)「……お嬢様も人のことを言えません」

ξ*゚ -゚)ξ「そんなに赤い……?」

川 ///)「はい。とても」

ξ* - )ξ「それはクーもだよ。ねぇ、もっとこっちに……――」

川; д )「あっ、ダメっ、お嬢様っ……――」

 手を引かれたクーはツンの膝元に迫る。
 互いの顔は超至近距離で、興奮の為か両者の息遣いは荒かった。

 ツンは手をクーの頬へと伸ばす。触れられたクーの瞳の奥では瞳孔が開いた。
 長い睫毛は震えをみせ、紅潮する頬は初心な生娘の体現だった。だがそれが尚更ツンの激情を煽る。

 クーの頬に手を添え、無理な力を加えずに見合うように顔を向ける。
 見上げるクー、見下ろすツン。互いはそのまま惹かれあうようにして唇を重ねた。

ξ*///)ξ「んっ……ふぅっ、んっ……」

川;///)「ぁっ……んんっ……」

 まるで色に狂うが如く――クーは熱っぽい頭でそんな事を考えた。存外脳の芯は冷静で、不思議な程に思考が巡る。
 クーはツンを味わう。肌の温もりを得て、薫香を聞(き)き、心音を聞くと途端に幸福が胸の中に溢れる。

川; - )(――……私、このままだと、本当に……)

 ダメになる――そう思う程、それは夢心地だった。
 いっそこのまま抜け出せないのならば、それが最上の幸福とも呼べるのかも知れない。
 だが唇の接触は十秒程度で、静かに熱を別った二人は、潤んだ瞳で互いを見つめる。


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