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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

218 ◆hrDcI3XtP.:2019/10/06(日) 17:43:17 ID:GyYSCP1M0

ξ゚⊿゚)ξ「今まで……今までずっとわたしの為に我慢してたんだよね、クー」

川 ゚ -゚)「…………」

ξ-⊿-)ξ「なら、今度はわたしがそれに報いる番なんだっ。だから改めて言うよ、クー。
       わたしはクーが好き。大好き。そんなクーを手に入れる為なら、なんだってする!」

川 ゚ -゚)「……お嬢様?」

 愛の告白――何度聞いても慣れず、クーの顔は茹でた蛸然り。
 しかしどうにもツンの考えていることが分からないクーは、もしや何か悪巧みでもしているのでは、と勘繰る。

ξ゚ー゚)ξ「応えることはできないって言うけどね、クー? 答えを貰ったわたしは絶対にあきらめないよ。
      クーを幸せにするし、絶対に手放さないもんねっ」

川 ///)「っ……そんなに言わないでくださいませ、お嬢様っ……」

ξ*゚ー゚)ξ「え? あ……ふふっ。耳まで真っ赤だよ、クー?」

川 ゚ -゚)「……やはりあなた様は酷いお方です」

ξ*゚⊿゚)ξ「そうかな?」

川 - ,-)「そうです……」

 クーの胸中にあるのは憎しみや怒りではない。それとは真逆(まさか)の感情――幸福だった。
 夢に見ていた。ずっとそうありたいと願い、思っていた。
 隠し、秘密にしていたその愛情をツンへと伝え、いつか互いに気持ちを共有できたなら――そんなことを夢に見た。

 しかし夢は夢では終わらない。
 いつの日かクーは自身の口から夢は見るものであり叶えるものではないと言った。
 皮肉か否かはさておき、今の彼女は確かに夢を見て、更には叶えていた。


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