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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

193 ◆hrDcI3XtP.:2019/10/05(土) 21:55:01 ID:YaoLVTVA0




川 - )「そうすることが正しさだと信じ、そうしてあなた様を護り、支え、一生を尽くすのが己の役割だと思っていたのに」


 溢れる涙は止まらない。
 紡がれる独白を聞いたツンは、クーの苦しみをようやく理解するのだ。



川。 - )「報われないと知ったからこそ。未来はないと知ったからこそ。傷つき、傷つけると知ったからこそに……殺し続けてきたのに」



 それがクーの痛みと言えた。
 心を抑え誤魔化すことはどうあっても苦痛であり、それはストレスとなり、つまり、この数年間、クーと言う佳人は延々と苦しみもがき続けていた。

 彼女の涙を見たツンは再度涙を零すと、そのままにクーの胸へと飛び込み、大きな声をあげて泣いた。
 そんなツンの頭を撫でつけるのはクー。ツンの抱え持つレディースメイドだった。

 普段から寡言で、表情は鉄面皮のそれだ。
 何をするにしても完璧で、彼女こそは正に従者の鑑と呼べたが――



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