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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

166 ◆hrDcI3XtP.:2019/10/05(土) 21:41:29 ID:YaoLVTVA0

川 ゚ -゚)「……御答えは」

ξ - )ξ「…………」

川 - ,-)「……お嬢様。わたくしの両親は……わたくしに早く結婚をしろと急かします」

ξ;゚⊿゚)ξ「えっ……」

 それは親心としては当然の台詞だが、ツンは恐ろしい台詞を耳にした気がした。
 急かされる――それは彼女が他の誰かの物になると言うことだった。

 まるで追い詰められているような気がしてくるツン。
 対するクーは平然と構えるが、彼女の身開かれた瞳には、悲しみの色合いがあった。

川 ゚ -゚)「子を成し、家庭を持つ。それは女性ならば誰もが憧れることです。ですがわたくしは度々見合いの話を断ってきました」

ξ;゚⊿゚)ξ「え……そうだったの……?」

川 ゚ -゚)「はい」

ξ;゚⊿゚)ξ「それは、なんで――」

 と、問いを向けたツンだが――

川 ゚ -゚)「わたくしは、あなた様のもので御座いますれば」

 そう、クーはツンの瞳を見つめて真っ直ぐに答えた。
 その台詞はツンの胸中に垂れこめた暗黒の淀みを掻き消した。
 彼女の眼光がツンに光を齎す。


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