したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

164 ◆hrDcI3XtP.:2019/10/05(土) 21:40:39 ID:YaoLVTVA0

 その台詞をどう判断するのか――難しいものだった。
 普通に考えたら従者として付き従うか否かと言う話題だ。
 だが既に二者は向き合っている。未だ答えは存在せず、明確に意思を示すことはないにせよ互いは互いと対峙している。
 ツンはこの質問を試練だと思った。己は試されているのだ、と。

ξ゚⊿゚)ξ「いるよ。当然でしょ」

川 ゚ -゚)「然様で」

ξ゚⊿゚)ξ「クー意外の人なんて考えられない」

川 ゚ -゚)「然様で」

 ツンのその台詞は上手いと言える。それはどんな意味にも捉える事が出来る。
 従者として彼女以上に素晴らしい者は存在しないと言う意味で、かつ、彼女のみにしか恋情は抱かないと言うのだ。
 それにクーは瞳を伏せるばかりだったが――

川 ゚ -゚)「ではあなた様の隣に立つのは誰ですか」

ξ;゚ -゚)ξ「……っ」

――迫ったその台詞にツンは顔を伏せた。
 ついで口を固く結び、膝の上で拳を握る。
 分かり切っている質問――それは彼女の未来そのものと言える。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板