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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

150 ◆hrDcI3XtP.:2019/10/05(土) 21:34:52 ID:YaoLVTVA0

川 ゚ -゚)「落ちないように気を付けてくださいね」
  _,
ξ゚д゚)ξ「大丈夫だよ。そこまで子供じゃないもんっ」

(歳相応で御座いますよ、お嬢様……)

 齢十三となればやはり精神的にもまだ幼い。
 如何に侯爵家の息女として高度な素養を持っていようとも、やはり未知に対しては素直になる様子だった。
 ツンは川の潺に耳を傾け、そうして流れに心を任せた。空では冬の鳥が旋律を奏で、午後の森は穏やかさが匂う。

ξ*゚⊿゚)ξ「この水おいしそう……」

川 ゚ -゚)「飲んではなりませんよ」

ξ;゚⊿゚)ξ、「わ、分かってるよっ……言ってみただけっ」

川 ゚ -゚)「然様で御座いますか」

 透明感のある川を見て、さらに上流へと視線を移せば沢がある。
 ツンは暫し景色に浸るとぽつりと言葉を零した。

 天然の森――こう言った大自然に足を踏み入れたことはなかった。
 決して彼女が外界に疎い訳ではない。年に二度は父の休暇に伴いバカンスに出掛けもする。
 が、行先は決まって栄えた場所だったり、或いは海を臨む景色だったりで、返ってこう言った景色は新鮮味に溢れていた。


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