[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです
143
:
◆hrDcI3XtP.
:2019/09/29(日) 23:08:36 ID:XAwkQF4U0
川 ゚ -゚)「……? 如何なさいましたか?」
ξ;゚⊿゚)ξ「あ、いや、そのっ……」
そしてクーが食事をする様子だ。これにツンは釘付けだった。
別に見たことがない訳ではない。だがその数も一度か二度、ないしは三度程度だった。
果たして普段の彼女のマナーや作法と言ったものが如何程の程度かは不明だが、少なからず今見ている限りではツンよりも遥かに気品があった。
並ぶ料理はどれも簡単なもの、且つ大した内容ではない。
しかし食器を操作する手の動きから口へと運ぶまでの時間、他、食事の音は――咀嚼等も含め――ほぼ皆無と言える。
ξ゚⊿゚)ξ「……ずるいよね、クーって」
川 ゚ -゚)「はい……?」
まるで完璧人間――見惚れると同時に嫉妬を抱くほどにクーは極まっている。
そもそも彼女の所作と言うのは完璧で、例えば歩き方の一つを注目しても文句のつけようはなかった。
ξ゚⊿゚)ξ「何でも出来ちゃうよねぇ、クーは……超人?」
川 ゚ -゚)「レディースメイドですので。万事完璧にこなすのが役目で御座います」
ξ゚⊿゚)ξ「あー、模範となるべく、だっけ?」
川 ゚ -゚)「はい、その通りで御座います」
レディースメイドとは何か。
それはレディーの――この場合はツンにあたる――身の回りの世話を全て任され、更にはハウスキーパー等の監督役からの指示を無視することも出来る。
メイドの中でも別格中の別格と呼ばれるが、これを任される者はまず歳若く、それでいて素養のある人物でなければならなかった。
クーは元より勉強家ではあったが、ツンに仕える為にそれはもう大量の苦労をしてきた。
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板