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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

136 ◆hrDcI3XtP.:2019/09/29(日) 23:05:17 ID:XAwkQF4U0

 如何に状況が別だとしても、ツンを前にすればクーは従者のそれとして徹する。
 そう言う教育をされてきたし、レディースメイドとしての誇りも確かにあった。
 更に言うならば、クーはそれを強く誓っている。

川 ゚ -゚)「“このお方の支えになる”」

ξ゚⊿゚)ξ「え……?」

川 - ,-)「……そう、決めておりますので」

ξ;゚⊿゚)ξ「ん、んー……? 何のこと、クー……?」

 初めてツンと出会った時、クーはそう誓った。
 彼女の為に己は全てを賭し、身を粉にする覚悟までをもかためた。

 それ程までにクーにとってのツンとは神格化されたような存在だった。
 それを普段口に出すことはないが、彼女はやはりツンに忠誠を誓い、己の命をも捧げる勢いだった。

川 ゚ -゚)「息苦しいかもしれませんが、どうかご容赦くださいませ、お嬢様。わたくしはやはり、あなた様のメイドで御座いますれば。如何様な状況であろうとも……こうして接する他に手段は存じ上げません」
  _,
ξ゚⊿゚)ξ「むぅー……なら、いいけど……」

 できるなら本来のクーを見てみたかったツン。
 が、それはそれで戸惑う可能性もあったし、何より、見知らぬ土地だが、よく見知った人物が普段通りに接してくれると、不思議と安心を得る。

川 ゚ -゚)「なので……やはり認める訳にはいきません、お嬢様」
  _,
ξ゚ 3゚)ξ「ぶーっ! いいじゃんいいじゃんっ」

川 ゚ -゚)「駄目です。同じベッドで寝よう、だなんて……了承できる訳がありません」

 さて、先からクーの部屋に居座るツンだったが、その様子からして出ていく気はないようで、更にはベッドから退こうともしない。
 曰く、それこそは一緒に寝たいから、とのことで、クーはこれを聞くと本日何度目かも分からない大きな溜息を吐き、更には眉間に皺をよせ指を宛がった。


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