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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

128 ◆hrDcI3XtP.:2019/09/29(日) 23:00:34 ID:XAwkQF4U0

川 ゚ -゚)「ただいま、お父さん、お母さん」

ξ;゚⊿゚)ξ「おっ、おじゃましますっ」

 踏み入り、帰還の一声を響かせる。同時にツンは挨拶の言葉を口にした。
 こう言った、所謂一般的な家庭にきたことがないツン。友だちがいない訳ではない。
 同じく貴族のよしみで仲良くなった同年代、或いは年の近い娘達とは互いの屋敷や城を行き来したりもした。

 が、果たしてそう言った特殊な環境とは違う一般家庭での礼儀作法と言うのは如何なるものか――これまで培ってきた全ての知識を活かすべく、彼女が紡いだ言葉は、実に一般的な台詞だった。
 兎にも角にも、そんな声が二つ響くと奥の方から忙しない足音が響いてくる。

( ‘∀‘)「あらあら、お帰りなさい、クー」

 朗らかな表情、そしてふくよかな体系をした女性だった。
 歳は壮年か、或いはもう少しいった具合か。クーの名を呼んだ彼女こそがクーの実母だった。

川 ゚ -゚)「ただいま、お母さん」

( ‘∀‘)「あらまぁ、お客さんまで? どうしたの、お友だち?」

川;゚ -゚)、「いや、その……」

 言葉に詰まるクーは、己の背後に隠れたツンへと視線を送る。
 先まで息巻いていた様子とは打って変わり、今のツンは何故か怯えるような、或いは恐怖する感じだった。
 その理由の全ては緊張、そして恥じらいだった。

ξ;゚⊿゚)ξ(わっ、どうしようっ。さっきの挨拶、もしかして早すぎたのかな……て言うか変に思われてるかも!? でもでもっ、次にどう言う言葉を言えばいいのか分かんないしっ)

 完全に混乱しているツン。
 そんな彼女の様子を悟ったクーは、一つ溜息を吐くが――


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