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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです

115 ◆hrDcI3XtP.:2019/09/25(水) 18:59:09 ID:sdmVb0Qs0

 久しく感情を露わにするクー。それと対峙するツンは恐怖を抱くが、しかし不思議と嬉しさもあった。
 こう言った形でしか気持ちや感情をみせない――それは人格的な問題であるが、それであったとしても人間らしい反応と言うのは見ても聞いても安心する。
 ツンは怒りを孕んだ瞳で見つめてくるクーを見上げる。

ξ;゚ -゚)ξ(怒ってる……そうだよね。きっとそうだと思う。でも……わたしだって思うことやしたいことがあるんだから……!)

 例え自身の立場が特殊特別であったとして、だから何なのか、とツンは突っぱねる。
 身勝手が許されざることだとしても関係がないとツンは判断する。
 意思を持って生まれ、そして気持ちを抱き心があるならば、それに従うことはきっと正しいはずだと彼女は信じていた。
 故にツンは譲らない。クーの瞳を真っ直ぐに見つめ返し、彼女の袖を握りしめ、言葉を紡いでいく。

ξ; ⊿ )ξ「外が見たかったんじゃないもん……」

川 ゚ -゚)「……?」

ξ;゚⊿゚)ξ「勝手なのはわかってるし、無責任なのもわかってるよ。でも……曖昧なまま、先延ばしにし続けて苦しむのはお互い様じゃない……!」

川 ゚ -゚)「――っ」

 何を言っているのか――そう言いたいクー。だが思い当たる節があるのか彼女は言葉を失ってしまう。
 そんな様子を理解したツンは更に畳みかけていく。

ξ;゚⊿゚)ξ「逃げようとしてたんでしょっ」

川 ゚ -゚)「……仰る意味が分かりません」

ξ;゚⊿゚)ξ「嘘ばっかしっ。急に帰るだなんて言って、いつもならもっと前に予定を言うじゃないっ」

川 ゚ -゚)「……その件については色々と込み入った事情がありました」


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