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ξ゚⊿゚)ξお嬢様と寡言な川 ゚ -゚)のようです
104
:
◆hrDcI3XtP.
:2019/09/25(水) 18:55:03 ID:sdmVb0Qs0
いつしかクーはツンに通常とは違う想いを抱くようになった。
果たしてそれが恋情かは彼女自身には分からなかった。
そもそもとして彼女は恋愛経験がなかったし、そう言った知識も乏しい。
結果的に、彼女はその感情を友情と同義のものとして認識した。
ξ-⊿-)ξ『むにゃっ……』
川 ゚ー゚)『ふふっ……よく寝ますね、お嬢様』
ツンはクーの膝の上をよく占領した。理由は居心地がよく、更には寝心地が最上だったからだ。
その日もお決まりのように午後の昼寝を堪能するツン。幼い彼女の頭を撫でつつ、クーはツンを観察する。
川 ゚ -゚)(本当に美しいお方……)
さながらに人形然と言った見てくれ。
白い肌にブロンドの髪。持ち前の甘い薫香はツン特有のもので、それを聞(き)く度にクーは胸が締め付けられた。
無防備に寝入るツンだがそれはクーを信頼している証で、クーはその事実に喜びを得つつも、役得である、とツンの寝顔を見ながら密かに思った。
川 ゚ -゚)『……今日はいつ頃起きるのだろう?』
問いの返事はない。室内には二人きりで邪魔の一つもなかった。
実を言えばこの一時こそがクーにとっての最上の癒しであり、こうして間近でツンを感じることが出来ると心労の一つも残ることはなかった。
川 ゚ -゚)(……幸せ、なのだろうか)
それは親しき者と時間を共有することが出来るからか――そう自問するクー。
ツンへと向ける気持ちは友情の延長か否か。同性であるが故にそれはやはり友情である筈だ、と彼女は自答する。
だがツンを初めて見た時、そして時を共に過ごすうちに彼女は自覚をする。
それが普通とは呼び難い、通常とは違う感情であることを。
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