したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |

( ^ω^)は伝説になるようです

194名無しさん:2020/09/25(金) 13:21:56 ID:1VU/OdPI0
漏水している。

爆撃の被害は館内の配水管にも及んでおり、噴出した水のせいで通路はどこも水浸しの有様だ。

階段伝いに2層降りた頃には、もう膝下まで水に浸かっており、ツンはざぶざぶと水をかき分けながら目的地を目指していた。

敵に警戒しつつも廊下の角を幾つか曲がり、やがて彼女は目的地へ到着した。

「ここだっぽ」

ひらり。肩から降りたぽっぽが指差す先には、なるほど厳重そうな扉が待ちかまえている。

ξ゚⊿゚)ξ「人気は?」

中をのぞき込みつつ訊ねた。

(*‘ω‘ *)「大丈夫。ここはそう易々とは開けられない場所だっぽ」

ξ゚⊿゚)ξ「おお……」

照明が点った。中へ踏みこむなり、倉庫内の壁一面を埋め尽くす無数の兵器のヘ踏み込むなり量にツンは圧倒された。

ξ゚⊿゚)ξ「スッゴいじゃんこれ!
    なにこれ? ジョルジュが集めたの?」

(*‘ω‘ *)「館長は収集癖があるから。
    まぁ伊達に博物館を名乗ってはいないーー伏せろ!!」

突然ぽっぽは警告を促した。

「誰か入ってきたっぽ」

195名無しさん:2020/09/25(金) 17:38:42 ID:kJXZuN360
声をひそめ、ぽっぽは後方へ視線をうながす。

閉じたはずの強化シャッターが持ち上げられ、見慣れぬ格好をした黒ずくめの男たちがこちらへ踏み込もうとしている。

ξ゚⊿゚)ξ「……物騒な連中のお出ましね」

ちょっと早すぎない?と小声で感想をこぼしつつ、素早くツンは物陰に滑り込み身を隠した。

ちょうど目の前にある戸棚に何丁かの拳銃が置かれている。

威力は心細いが何も持たないよりはまだましか。

ξ゚⊿゚)ξ「これ借りるわよ!」

ポリマーフレーム製の一丁を引っ掴み、銃把の底へマガジンを差し込みバッテリーを接続させた。

196名無しさん:2020/09/25(金) 18:23:06 ID:kJXZuN360
(;*‘ω‘ *)「あ。ソイツはちょっとーーーー」

《キィィィィィィィィィィィィィィィィンンーーーー》
 
■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■

■■■■■■■
■■■■■


[stand-by]


■■■■■■■■■■■■■■■

突然。ツンの握る銃が震え始め、鋭い超音波を発した。

(;・∀ ・)「うおっ!何だコレ」

黒ずくめの侵入者達は虚を突かれ耳鳴りの痛みに足をとめる。

ξ;゚⊿゚)ξ「な」

インジケーターランプの光が青から緑ーーそして白に変わり、銃口がスパークする。

(;*‘ω‘ *)「ぼ、暴発するっぽ-!!」

慌てふためきぽっぽは咄嗟にこう叫ぶ。

「とりあえずぶっ放せ!」

197名無しさん:2020/09/25(金) 20:44:55 ID:UJELZmD60
銃口内の光は膨れ上がり、それを抑える術など誰にもわからない。

ξ;>⊿<)ξ「ひぃっ」

なにかとんでもない物をどうやら掴んでしまったみたいだ。

どう対処したら良いのかわからず、そしてツンの指先は突発的にその引き金を引く。


  光が、


(;・∀ ・)

<ヽ`∀´>

(;-_-)

( <●><●>)


その進行を阻む
あらゆる存在を飲み込んだーーーー

198名無しさん:2020/09/25(金) 20:50:03 ID:UJELZmD60
log.9_END

重力子放射線射出装置の誘惑に勝てないでごさるの巻


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板