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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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――ヒュン
風切り音が後方から響き、振り返る間もなく、左肩に焼けるような痛みが走る。
放たれた矢が肩に命中したのだ。
(゚ <_゚ ;)「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!」
靴を噛んでいたため悲鳴自体は上がらなかったが、
その痛みで拳銃を河中に落としてしまう。
俺は必死の思いで河から上がると、一目散に藪の中に身を投げた。
カツン、カツンと、河岸の石に矢が跳ね返る音がする。
位置を気取られないように匍匐前進をしながら、背の低い単子葉類の草むらを往く。
男たちが河に飛び込む音を聞いてから、俺はすばやく立ち上がると、
沼地の方向へと駆け出した。
左の肩口に刺さった矢は、返しが付いていて、
周りの肉ごと抉り取りでもしないと抜けそうに無かったため、触れずに置いておく。
右肩に乗ったス=クゥが心配そうに鼻先を頬に寄せる。
その感触に愛おしさを感じながら、俺は沼地と森の境目を駆けた。
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