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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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o川*゚ー゚)o「――キュゥ」
瞬間、愛らしい声が、後ろから響いた。
俺は振り返ってしまう。
部屋の隅、ス=クゥがこちらを覗いていた。
自分が置いてけぼりにされることを理解してる捨て子のように、
いじらしくも親にすがるような真似はせず、しかし本心では庇護を求める子供の顔をしている。
黒髪の隙間から見える濡れた瞳は、悲しそうな光を湛え、
月明かりを淡く反射させていた。
あんなに不気味に思っていたはずの生物に、
コレほどまでの気持ちを抱くこと自体、自身の精神異常の兆候に他ならないと理解していたが、
俺の中にはコイツを置いていくという選択肢が無かった。
(;゚_L゚)「何をしてるんだッ!」
ささやき声ながらも焦燥と怒気を孕んだ声が通訳から飛ばされる。
俺はそれを無視して部屋の隅まで駆けると、
ス=クゥの弛んだ首元をひっつかみ、いつもの定位置へと乗せた。
(;゚_L゚)「ふざけるなッ! その化物を早く捨てろッ!」
(´<_` ;)「コイツには学術的な価値があるッ! 日本に持ち帰り然るべき機関に売りさばけば金になるッ!」
(;゚_L゚)「金が今更何の役に立つッ! 命あってのものだろうがッ!」
(´<_` ;)「街まで戻れたら契約金を3倍払う。それだけの価値がコレにはある」
口からでまかせだ。
そもそも俺はコイツを日本に連れ帰っても、誰にも見せる気はない。
俺だけのものだ。
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