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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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「……おわぁ」
虫たちの楽団が奏でる交響曲に耳を傾けながら
藁葺の寝床に転がっていると、ふいにそんな声がした。
俺の顔のすぐ横でまどろんでいたス=クゥもその声で起きてしまった。
声の方向に顔を向けると、同じ様に寝転んでいた通訳の男が、首だけをこちらに向けていた。
(‘_L’)「……おわぁ」
男はもう一度、意味を為さない言葉を繰り返す。
(´<_` )「……何だ?」
俺は、今日で5日目になる滞在に対する限界の意を
意味不明の言語を発する事で表明しようとしているのだと思った。
しかし実際は極度の飢えと乾きにより呂律が回っていないだけだと気付き、
できるだけ近くで彼の言葉を聞き取ることにした。
(‘_L’)「……ぉまぇ」
(´<_` )「あぁ、聞こえてる」
(‘_L’)「気づいているか……?」
その言葉に不穏な響きを感じる。
(´<_` )「何にだ」
(‘_L’)「この村は……おかしい……」
大体未開の部族の生活は、俺達のような拓けた文明をもつ人間から見たら異常に映るものだろうが、
彼の言葉の中にはそれ以上の異質が含まれている様子で、俺は真剣に耳を傾けた。
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