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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]

924ミセ*゚ー゚)リ ◆.B6BIc9Qqw:2018/10/04(木) 23:50:26 ID:oHseY2Ho0

川 ゚ -゚)「ギュゥ!」


悲鳴を上げて大きなス=クゥは藻掻く。
短い手足は丸石を掻き出すように動かされ、尻尾は何度も河岸を叩いた。

暴れまわるス=クゥにも動じず、男は腰のサバイバルナイフを引き抜く。
そして、自分の額をス=クゥの額に合わせると、短く何かをつぶやいた。


( ^ω^)「――***** オッ」


その言葉を聞き取ったのか、ス=クゥは暴れるのを止めた。
まるで彼の言葉を反芻するように顔を上げて彼を見つめる。

そして、首を捧げるように、少しだけ伸ばすと、
ぴたりと動かなくなった。

その仕草が、生贄に捧げられる聖女を思わせるようで
静謐で荘厳な儀式が遂行される瞬間のような、
胸が詰まるような思いが湧き上がる。


川 ゚ -゚)「――キューゥ……」


そう短く鳴くと同時、彼の持つ刃が、ス=クゥの喉元にめり込んだ。


ばしゃり。


鮮血が河岸に広がる。
首周りに刃を一周させると、彼はス=クゥの黒髪を掴んで、掲げた。

太陽の光が、血に汚れたその生首を照らす。

淡桃の皮膚と、昏い紅を透かした光は、安物の赤セロハン紙みたいにチープに輝いている。




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