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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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(;‘_L’)「もうここに来て3日だぞ……何の収穫もないなら帰らせてくれ……」
通訳の男の憔悴は日増しに酷くなっていく。
伸び放題のヒゲと、痩けた頬は、まるで幽鬼を思わせる。
それもそのはずで、彼はこの集落に来てからほぼ水しか口にしていないのだ。
俺は毎晩族長の家に呼ばれては、なにかの肉らしきものを食べているのですこぶる健康だ。
正直言えば、何の肉か検討がついている訳だが、
それ故通訳は、その食事を口にしたくないのだろう。
白身魚のような解ける食感と、牡丹肉のような獣の匂いを残しつつも濃い旨味を持つあの肉は
一度味わっても損はないだろうと説得してみたのだが、彼が首を縦に振ることは無かった。
俺が集落を見物している間、彼は森に入って木の実なんかを採集して食べているらしい。
それでも成人男性の体力を賄える量は採取出来ないのだろう。
(´<_` )「それなら俺を置いて逃げ帰ればいいだろう」
(;‘_L’)「馬鹿言え……奴ら、常に俺たちを監視してる……」
(;‘_L’)「森の何処に居ても奴らの視線を感じるんだ……」
(;‘_L’)「逃げたら殺される……」
そこまで言うと、それっきり押し黙り、膝の間に顔を埋めた。
俺はすっかり肩の上が定位置になったス=クゥと顔を見合わせると、
朝食を貰いに、族長の家に行くことにした。
ちなみに俺は何もタダ飯を貪り続けているわけではなく、
持ってきた装備品の中から幾つかここでの生活に役立ちそうなものを渡している。
中でも昔取材で訪れた米軍基地からちょろまかしてきたサバイバルナイフは族長がいたく気に入ったらしく、
今ではあの黒曜石のナイフの代わりに、腰にぶら下がっている。
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