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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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( ^ω^) ピィー
男が再び指笛を吹くと、二匹のス=クゥは濁流に飛び込んだ。
そのまま黒髪だけを水面に漂わせて、ゆっくりとこちらへ泳いでくる。
あんなに鈍そうな身体つきなのに、意外にも泳ぎが得意らしい。
やがてこちらの岸まで泳ぎ着くと、二匹は体を震わせてまとわりつく水を飛ばした。
あの薄桃色の皮は撥水性を持ち合わせているらしく、珠のようになった水が表面を流れていった。
濡れた黒髪は艶かしく太陽の光を反射し、
部分的にシャボンの膜みたく虹色に輝いた。
( ^ω^)つ川 - 川 ナデナデ
男は大きい方のス=クゥの頭を愛おしそうに撫でる。
乱れた黒髪に節くれだった指を何度も通し、キレイに整えていく。
男のぶよついた体と、ス=クゥの弛んだ皮膚のせいで、
なんだか親と娘の様にも見える。
俺はそれがおかしくて、口元を覆った。
川 ゚ -゚)「……キュウ」
ス=クゥの方も気持ちよさそうに目を細める。
こうして見ると、挙動自体は日本で見られる犬猫とほぼ変わらないように思える。
o川*ー川o「……キュッ、……キュッ」
そんな俺の足元に、小さい方のス=クゥがコツンコツンと額をぶつけてくる。
海を漂う海藻のように広がった黒髪が不気味に揺らいでいた。
そこそこの嫌悪感から蹴り飛ばしてやりたくなったが、
肥満体の男がこちらを見ながら、『撫でてやれ』の身振りをするので
仕方なく俺はチビス=クゥの頭に手を伸ばした。
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