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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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『嘘を吐くな』
先程の通訳の言葉が蘇る。
この奇妙な生物はこうやって人間の言葉の真偽を確かめることが出来ると言うのだろうか。
確かに嘘を吐いたことによって、その緊張から発汗量が変わる人間もいるだろう。
厳密に検査すれば、その時の分泌物の成分も真実を口にしたときとは異なるのかもしれない。
しかしこの獣がそんな上等な機能を持ち合わせているものだろうか。
そもそも生物として生きていく上で、
ネズミ程度の存在がその機能を有効に活用する場面などあるのだろうか。
次々に疑問符が湧いてくるが、
それもすぐに不愉快な舌の感触に塗りつぶされていく。
( ФωФ)「――********** ッチ ********************** ッチ *********** シィー」
(´<_` )「……今度は何て?」
(;‘_L’)「――お前に家族はいるのか、だと」
俺は檻を見下ろすように立つ族長の顔を見る。
櫓の炎を背景にしているせいで細やかな表情は読み取れないが、
我々を捕えたときのような怒りは少なくとも和らいでいるように思える。
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