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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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俺がベトナム戦争の取材を終えて、その足でビルマに寄った理由。
それはは"チン鳥"と"反魂香"に起因する。
"チン鳥"とは、中国の古文献である山海経に登場する毒を持つ鳥である。
山海経以外にも複数の文献に登場し、
時の権力者をその毒で殺した描写が何度か出てくる。
いわゆる伝説上の存在であり、実在するとは考えられていなかったが、
近年ニューギニアの方で尾羽根に毒を蓄積する"ピトフゥーイ"なる鳥が発見され、
チン鳥も実在の可能性が示唆され始めている。
そしてそれに目を付けたのが我がカストリ雑誌の編集長だった。
中国怪奇ブームの到来を予測し、次なるターゲットを"反魂香"に決めたのだ。
反魂香も中国、それからインドの一部に伝わる霊薬、
あるいは"魔術道具《マジックアイテム》"のようなもので、
その香を嗅いだ死者が蘇るという伝説がある代物だ。
その製造方法には諸説あり、曰く蓬莱山で採取された香木が原料だとか、
竜涎香と呼ばれる石(実際にはクジラが排出した胆石なのだが)を粉末にしたものを練り固めただとか、
手を変え品を変え現代まで伝わっている。
その中の一つに、"天竺茸"というキノコを使った製造法があり、
それに非常に似た伝説が、ここビルマはアラカン山脈の奥地に伝わってると言うのだ。
程近いマンダレー市にて情報収集を行ったところ、
いくつか類似の話を聞くことが出来た。
用法としては蘇生薬と言うよりも気付け薬に近いもので、
心臓の脈拍が弱まった時に無理やり拍動を強くするカンフル剤のようなものらしいのだが。
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