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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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棍棒で殴られた衝撃で、
腕時計の硝子は割れてしまっていた。
しかし、短針長針は歪みながらも正確に時を刻んでいるらしく、
少しばかり安堵する。
時刻は21時39分。
この時計は日本の標準時に合わせたままなので、
恐らくこの国では18時前後といったところか。
木製の檻は存外丈夫に出来ていて、
その内部に放り込まれた時から血液特有の鉄分要素を含んだ臭気に満ちていた。
(´<_` )(どうしたものか……)
俺は眉間に皺を寄せながら首だけを後ろに巡らせる。
同じ檻に入れられている現地のガイド兼通訳が膝を抱えて震えていた。
(;‘_L’)「だから言ったんだ……チンドウィン河の上流には行きたくないって……」
あいにくビルマ語は聞き取れるので、
彼が俺の采配に文句をつけている事は分かった。
俺はため息をわざとらしく吐くと、檻の隙間から見える村の風景に目を凝らす。
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