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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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わたしが何を言っても絶対に振ろうとしないことを、トソンは分かっていたんだ。
だから、あたかも自分が振られたかのような態度をとって、わたしが振ったように見せかけたんだ。
「っふ、う、うう……」
「大丈夫ミセリ? 痛いよね? 保健室行こっか」
大丈夫じゃない。痛い。頬じゃなくて、心が痛い。保健室でも、病院でも治せないくらいに。
泣き崩れるわたしを野次馬たちは友達面して、いつまでも心配していた。
だけど、誰もわたしの心の傷までは気付くことはなかった。
「ごめん……ごめんなさい……」
いつの間にか本格的に雨が降り出しても、わたしはそこから動けなかった。
ようやく保健室にたどり着いて、雨が降りやんでも、家には帰れなかった。
胸に刻まれた檸檬色の傷が痛んで、いつまでも、いつまでも、わたしの体と心を動かしてくれなかった。
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