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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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そうこうしているうちに、遠目に見つけたのはトソンの姿だった。
何も知らないまま、まっすぐこちらへとやってくる。
「やばっ」
野次馬たちは慌ててその姿を茂みに隠す。
影からひそひそと話す声の中に、藤村さん、と混じっていた。
もう人違いでした、という手段は通用しなくなっていた。
「っ!」
せめてもの抵抗に、わたしはトソンに走って近づいていき、茂みからなるべく離れた場所で落ち合った。
横目に確認すると茂みはかなり遠く、野次馬の声も聞こえない。
ここでならわたしたちも声を潜めれば話を聞かれずに済む。
「ど、どうしたんですかミセリ、こわい顔して」
「しっ、お願いトソン、ちょっと小さい声で話して」
それからわたしは事のいきさつを包み隠さずトソンに話した。
途中で何度ごめん、と挟んだのか数えきれない。
トソンはいつものようにうんうんと頷きながら、すべてを聞いていた。
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