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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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次々と聞こえてくる意味の飲み込めない言葉たちに、わたしはぽかんと口を開けるだけだった。
トソンはわたしの相づちを待っていたのか、それから少し黙っていた。
「愛する人なら、いますよ」
だけど、いつまでもどう返していいのかわからずにいると、やがてトソンは自分から会話を再開した。
その声色をわたしは知っている。本当に好きな人のことを考えているときの声。
その人への想いを大切に、口の中に含んでいるときの声だ。
「……あなたです」
「……」
「あなたですよ、ミセリ」
トソンの艶めいた声が二度、わたしの全身を貫いた。
そのときにわたしの中身が全部漏れ出てしまったのか、わたしの意識はもうなにも反応できなかった。
「……なんで?」
それでも唇が反射的にそう紡いだのは、たくさん恋バナをしてきた経験則からくるものだったのかもしれない。
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