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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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「いや、普段そういう話しないなって。でも修学旅行の夜ではするもんじゃん?」
「まあ、はい」
筆記用具を置いて、トソンは話を聞く態勢に入ってくれる。
向かい合わせに敷かれた布団のせいか、これからふたりだけの秘密を作るんだという気分になる。
なにより、色恋沙汰に興味のなさそうだったトソンが話に乗ってくれたのがうれしかった。
「トソンはさ、好きな人とかいる?」
「いますよ、ゴッホとか」
「そうじゃなーい! ライクじゃなくて! ラブ! わかる?」
「ええ、わかってますよ」
そう言っていたずらっぽく笑ってみせるトソンを、わたしは初めて見た気がした。
なんというか、小悪魔的というか、色っぽいとでも言えばいいのか。
「……わかってるならちゃんと答えてよー」
とにかく、トソンの表情を見た瞬間、ふと胸の鼓動が高鳴ってしまった。
そんな自分に戸惑いを覚えながら、ごまかすように笑みを浮かべた。
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