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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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「……わんちゃんはね」
トソンはわたしがその辺に放り投げていた中で一番長いチョークを手に取った。
そして、彼女いわく猫だった私の絵の隣に、自分も絵を描き始めた。
「こうやっておはなのところがとがってて」
「……わあ」
「おかおがしゅっとしてて、あと……しっぽはくるんってしてるね!」
「……コロだ! すごい!」
トソンが緑色で描いてみせたのは、紛れもなくわたしの描きたかったコロだった。
アスファルトに緑色で書いたから、見えにくいのがもったいないくらいだった。
「ねこはね」
「うん!」
「おかおはわんちゃんよりまるくて、おひげがはえてて……」
わたしはすっかりトソンの描く絵に夢中になっていていた。
彼女の手が次は何を描いてくれるかが楽しみで仕方なかった。
これがわたしとトソンの最初の出会いだった。
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