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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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消せない、暗い過去の話をしようと思う。
わたし、三瀬ミセリには幼馴染がいた。名前は藤村トソン。かけがえのない親友だった。
わたしたちが出会ったのは、小学校に上がる前。あのころ、わたしはひとりぼっちだった。
引っ越してきたばかりで、当時は内気だったわたしは友達もろくに作れなかった。
「ねこちゃん?」
「え?」
「それ、ねこちゃん?」
毎日ひとりで、道路にチョークで落書きばかりしていたわたしに声をかけてくれたのが、トソンだった。
このころのトソンはとても活発な子で、髪が短かったこともあってまるで男の子のようだった。
男の子と混じって元気に遊ぶ彼女を羨ましくも、ちょっと乱暴そうで怖いとも私は思っていた。
「……いぬ」
「わんちゃんはおひげはえてないよ」
「……ちょっとはえてるもん」
だからだろうか。トソンの悪意はなかったであろう言葉にすら、わたしは打ちのめされていた。
うちで飼ってた大好きな柴犬のコロを猫と言われて、半泣きになる始末だった。
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