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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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(; ´_ゝ`) (よくよく考えてみれば、この依頼はおかしなところだらけだ…)
ツンは、師匠のことも俺のことも知っていた。
もしかして、あの本が原因だったことも、
俺達が依頼人を信じていなかった事も知っていたのではないか。
信じてもいないもので金儲けをする連中と、
そいつらが迂闊に持ち込んだ本に食い殺された最愛の夫。
そして、同じような稼業をしてる弟子の存在。
――許すだろうか?
これ以上まだ、似たようなことをするかも知れない男を。
これまでに同じ様なことをしてきた男を。
そもそも何故、電話してきた。
焼死体が俺と確認するためか。
なぜ事務所に来た。
俺が文字に喰われているさまを見るためか…?
あぁ……。
別宅の話をしたのも日誌を見せて、俺に自分の罪を悟らせるためか。
第一、気がつかないだろうか、あの日誌に。
失われつつある僅かな正気と思考の狭間で、兄者は自問した。
不可解な点は他にもあったはずだと、兄者はどうにか記憶を呼び覚まそうとしたが、
最早、全てがあの文字に飲まれていく。
(; _ゝ ) 「う………」
そうだ、俺はもう崩れている。
しかし、これは本当にただの妄想だろうか。
あのぼやけた輪郭の向こうであの女は嗤っていたのではないか。
俺は…俺は…。もう少し…もう少し…だけ…。
そして、兄者は溺れるように、文字の濁流へ深く沈み込んでいった。
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