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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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部屋中を引っ掻き回してようやく手にした、B5判ほどの黒い表紙の本。
それは、内藤舞雲の日誌だった。
日誌には、兄者と同様の症状に蝕まれる内藤の姿が、克明に記録されていた。
自身を取り巻く文字、その増殖、物理現実との同期、奇妙な思考の分裂、不眠。
それは、自身の症状を観察し、自らの変容と残り時間を推し量るためのものだった。
兄者は結末を否定しようと必死にページをめくったが、
症状は驚くほどよく似ていた。
(; ´_ゝ`) 「俺も…自分に火をつけるのか…?」
次第に日誌の文章は意味を成さなくなっていく。
かろうじて読み取れる部分を兄者は食い入るように見つめた。
何か、打開の手がかりは、この先の症状への対策は。
しかし、読み取れたのは内藤の恐怖と、
ツンに対して繰り返し書き込まれていた謝罪だけだった。
"私はもう狂っている、ツンに危害を加えないかが心配だ。"
それ以降は意味だけでなく、文字すら判然としなくなっていった。
ページをめくる音だけが薄暗い部屋に響く。
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