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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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目を覚ましても暫く、ぼうっとしていた。
若い頃、毎朝俺の起床を見守ってくれていた天井が出迎えてくれたもんだから、混乱していたのだ。
そういえば、実家に帰って来ていたんだった。
隣に敷かれた布団は綺麗に畳まれている。
スマートフォンで時間を確認すると、もう10時を回っていた。
彼女を探して廊下に出る。
一階への階段を降りようとしたところで、母の声が聞こえてきた。
「デレ、あの子を連れて帰って来てくれて、ありがとう」
耳をそばだてる。
声は、父の書斎の扉から聞こえてきた。
「大変だったでしょ? 連れてくるの」
「そうでもないよ」
彼女の声、のはずだ。
聞き覚えのある声が、昨夜とは違う口調で、俺の母親と話している。
「結構ちょろかったよ」
「ま、ブーン君引っ掛けたツンちゃんには負けるけどねぇ」
「引っ掛けた、なんて人聞きの悪い」
「誰も聞いてないんだし、気にしなくていいじゃん」
「そうでもなさそうよ?」
「ニュッくん、盗み聞きしてるんなら入ってきたら?」
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