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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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( ^ν^) 「あのな、完全無欠な俺が数え切れないほど婚活に失敗してきた理由はただ一つ」
( ^ν^) 「俺があの拝鳴村出身だからだよ」
拝鳴村。
高校を卒業してから一度も戻ってはいない。
己は故郷を捨てたつもりでも、故郷は、過去は俺を縛り付ける。
拝鳴の血を引く者、拝鳴で生まれ育った者というレッテルは十年経った今でも剥がすことは出来ずにいた。
( ^ν^) 「出身地を伝えても引かないお前が怪しいから、少し、調べさせてもらった」
調べるといっても、さほど苦労はしなかった。
初顔合わせで聞いたままの名前でSNSを利用していたので、そこから手繰っただけだ。
ζ(゚ー゚*ζ 「今どきの若い子なら、あんまり気にしないんじゃないですか?」
ζ(゚ー゚*ζ 「部落出身だなんて」
呑気な顔で彼女はストローでコーラを吸い上げる。
残量が少ないのか、ザザッと耳に触る音を立てた。
( ^ν^) 「んなこたないだろ」
( ^ν^) 「付き合うだけならまだしも、結婚となりゃ親が反対するさ」
( ^ν^) 「二回目の約束が果たされたのは今日が初めてだよ」
ζ(゚ー゚*ζ 「私の正体がわかっていたなら、なぜ」
ζ(゚ー゚*ζ 「何故、今日、会ってくれたのですか」
喉のすこし下がビクリと跳ねる。
不愉快な熱が喉の奥で生まれ、顔面へと広がっていく。
( ^ν^)
( ^ν^) 「ん、まぁ……目的が知りたかった、かな」
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