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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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( ^ν^) 「あっつ」
ζ(゚ー゚*ζ 「戻りますか? 資料館に」
彼女は今出たばかりの建物を振り返る。
水色のタイルに覆われた壁の向こうの、生ける屍のような彼らを思いだし、俺は首を振った。
( ^ν^) 「いや、俺は別に」
ζ(゚ー゚*ζ 「そうですね。そんなに面白いものなかったし」
ゆるやかなスロープを下ると猿山が見えてきた。
すり鉢状に掘られた深い穴の中で日々を営む猿の群れが。
それよりも、視界の隅に映りこんだ赤いのぼりに心を惹かれた。
ソフトクリームを模った立体看板の置かれた、小さな売店がそこにはあった。
白字でクレープと書かれたのぼりを指さし、彼女に声をかける。
( ^ν^) 「なんか少し、食いませんか」
ζ(゚ー゚*ζ 「ふふ、いい匂いがする。ポップコーン食べたいな」
前回のデートの際に、食の好みは聞いていた。
肉や魚は一切口にしない、所謂菜食主義者だという彼女が口にできる料理は、このような店ではあまり種類がない。
財布を取り出そうとする彼女を制してポップコーンとホットドック、そしてコーラを二つ注文する。
威勢のいいオバサンからそれらを受け取り、周囲を見渡した。
土曜日の午後ということもあり、適度に賑わいを見せる園内。
猿山に向かい合う形で置かれたベンチのうちの一つが空いていたのでそちらへ向かう。
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