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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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( ^ν^) 「なんかコイツ、オッサンくさいのにつぶらな目だな」
顔を寄せ、まじまじと覗き込む。
映りこんだ己の間抜けな表情に気づき、慌てて目を逸らした。
( ^ν^) 「そりゃそうだよな」
ζ(゚ー゚*ζ 「え?」
( ^ν^) 「ガラス玉だよな。本物の目なんかすぐ腐るし」
ζ(゚ー゚*ζ 「ふふ。ニュッさん、ホントの目だと思って見てたんですか?」
( ^ν^) 「いや全然。全く」
右手を口に当ててはにかむ様に笑って、彼女はこちらを見上げてきた。
ζ(゚ー゚*ζ 「オランウータンの顔が大きくなる理由を知っていますか?」
( ^ν^) 「年取るにつれ膨らむ、とかか?」
皺くちゃな肌、深く刻まれた眉間の皺、頭頂部の薄毛。
下腹のたるんだだらしない身体。
どこを見ても、目の前の獣はオッサンだ。オッサンウータンだ。
ふと、気づく。
自分は当たり前のように、人間の中年の条件をこの獣に当てはめていた、と。
ζ(゚ー゚*ζ 「んーと。まあそれも条件の一つにはなるんでしょうけど」
昔聞いた話だから、うろ覚えなんですけどね。と呟いて。
座り込むオランウータンを見つめて彼女は言葉を続けた。
ζ(゚ー゚*ζ 「殺しを重ねると、大きくなるんだそうです」
そう言い切って、彼女はこちらを見上げ、微笑んだ。
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