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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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神様が願いを叶えてくれるような、お人好しから代替わりして、もうずいぶんと経つ。
その過程で祈祷や呪詛は、対神用のまじないから対人用の文言へと性格を変えた。
世界を制した呪術である聖書やコーランは、他人に見せ伝播させることで、
その精神に影響を与え地上を変えてきたのだ。
つまり、これは古代文明やそれ以前の呪術にならった様なもので、今となっては取るに足らない。
それらしさを持って気味が悪いとする事もできるが、
そもそも誰向けの何の文書かもわからないので、呪詛と認識されない恐れさえある。
そう結論した兄者は、再び本の内容を追う。
どこを開いても似たような調子で、図案めいた文字が続いていく。
ぱらぱらとページを流し見て、兄者は本を元に戻した。
その後も、依頼人に案内されて各所を見て回ったが、そのくらいでは不審なものは出なかった。
本邸も含め邸内を回り終えた兄者は、依頼人に思いつく限りの知人や関係者を挙げてもらい、
それをリストにした。
そのうちの何人かに電話で話を聞いて、初日は過ぎていった。
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