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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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ここだけで恐らく一万冊近い規模がある。
先の部屋で見かけた雑多な本も加味すれば優に万を越えるだろう。
( ´_ゝ`) (しかし…)
ここは管理が行き届いていて、
蔵書の内容はともかく、軽く見回った程度では他に別段不審な点もない。
どちらかと言えば、図書館というよりは博物館という風情で、
読むより愛でる方に目的があったように思えた。
むしろ、通り過ぎた斜向いの部屋に兄者は興味を引かれた。
十畳ほどの広さで家具らしい家具もなく、ただ本が床から積み上げられている。
本の物置とでもいうような様子だったが、その積み方には見るべきものがあった。
それは小説や雑誌から始まり、一般啓蒙書、健康読本、科学哲学、脳神経学、
認知科学、言語論、哲学、宗教、文化人類学へと段々と進んでいく。
( ´_ゝ`) (まるで地層だ…)
また別の一角では、兄者の業界で重宝されるような、
呪いや悪霊などについて書かれた民俗学や歴史の書籍が、身を寄せ合って固まっていた。
なるほど、師匠とはこの方面の興味で親交があったのかと、兄者は得心する。
しかし、積み重ねられた本は、過ぎ去った生前の日々の墓碑のようにも思えたが、
趣味の一角以外では、いったい故人が何を求めていたのか、よく分からなかった。
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