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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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この後にも、いっぱい、たくさん言葉を紡ごうとしたのに、何一つ出てこなかった。
そのかわりに、一気に僕の双眸から涙が溢れた。
みっともなく、嗚咽を漏らしながら、フォークを握っていない方の手でズボン生地を握りしめた。
(//、^*川「――召し上がれ」
彼女はもう一度そういう。
僕は涙でぐしゃぐしゃになりながら、フォークを生地に沈ませ、一角を削り取る。
想像通りの柔らかな質感と彼女の肌の思い出が重なる。
喉はこんなにもひりついているのに、
僕はそれを口に運ぶという行為を止められなかった。
食べたかった。
彼女の与えてくれた『幸福』を。
一つも残さず、全て、キレイに。
舌の上に乗せられた、その切片は、あの日再現された味と寸分違わないもので、
しかし食感が伴っているだけで何倍もの美味に感じられた。
(´;_ゝ;`)「ふぉいひぃよ……」
これが、僕の精一杯だった。
僕には、これしか、無かったんだ。
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