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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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でも、事情が変わった。僕は手に入れてしまったのだ。
(´・_ゝ・`)「……これを、見てほしい」
僕はコートの裏側に隠していた一冊の本を彼女に見せた。
残る左目を大きく見開いて、彼女は僕の顔と本とを交互に見た。
(//、`*川「――料理のレシピ本」
(´・_ゝ・`)「そう。もう僕は知ってしまった」
(´・_ゝ・`)「料理というものは、物語の中だけの存在じゃない。現実に作り出せるものなんだって」
(´・_ゝ・`)「……答えてほしい」
(´・_ゝ・`)「君は、料理の味を再現、出来るの?」
しっかりと、彼女の瞳を見据える。
人工角膜の向こうにセンサーアイがうっすらと見える。
そのピントが収縮と拡散を繰り返し、小さくカシャと音を立てる。
そして、一度目を閉じると
僕の胸に頭を埋めるように寄りかかりながら、腰に手を回してくる。
しっかりと密着した状態で、彼女は僕の質問に答えた。
(//、^*川「――出来ますわ。貴方がそれを、望むなら」
その声は、音響装置を通して出ているはずなのに、震えている様ように聞こえた。
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