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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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僕がそう言った瞬間、壁に備え付けられた時計からアラームが鳴った。
出勤時間が来たのだ。
(´・_ゝ・`)「ごめん、もう行かないと」
(//、`*川「そう……ですのね」
僕の背中から、彼女の柔らかさが遠ざかる。
彼女に向き直る前に、
僕は一冊の本を金庫から引き抜き、そのまま彼女に手渡した。
(´・_ゝ・`)「これ、きっと面白いから読んで見てよ」
(//、`*川「『オスカー・ワイルド』……?」
(´・_ゝ・`)「そう。彼の短編集」
(//、`*川「お好きなんですの?」
(´^_ゝ^`)「割とね」
玄関脇のポールハンガーに掛けられた緑のコートと羽織ると、僕は家を出た。
扉が閉まる直前に聞こえた『いってらっしゃいませ』は嬉しそうに弾んでいたように思う。
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