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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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言いながら、彼女は椅子から立ち上がりこちらに歩み寄る。
僕の肩越しに金庫の中身を見ると、
背表紙に書かれた作者名を読み上げていく。
(//、`*川「『トルストイ』『モンテーニュ』『ゲーテ』『トマス・モア』『韓非子』……随分節操の無い――
あら、『手塚治虫』もありますのね」
(´・_ゝ・`)「中身で選ぶこともあれば、表紙で選んだりもするからね」
(//、`*川「『国富論』『我が闘争』……確実に処刑ものですわねぇ」
(´・_ゝ・`)「僕の他には君しか知らない」
(´・_ゝ・`)「だから『約束』」
(´-_ゝ-`)「もし僕が君を捨てるようなことがあれば、君はこのことを何処へなりと報告すればいい」
僕がそう言うと、やや間があってから
後ろから抱きしめるように腕が回される。
人工被膜の下には薄いながらも弾性の強いケイ素クッションが内蔵されているので
自律人形といえど、柔らかい感触がする。
(//、-*川「そんな『しょっぱい』こと仰らないで。泣いてしまいますわ」
彼女にそんな機能が備わっていないことは分かっていたけど、
それでも僕は回された腕に、自分の手を重ねた。
(´-_ゝ-`)「分かった。もう二度と言わない」
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