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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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そんな僕の逡巡を尻目に、その女型自律人形は微笑んでみせた。
人の相貌を残している左の眦を下げ、口角を少しだけ上げる。
その瞬間、強まった雨が僕の突き出した光線銃に当たって、水滴が跳ねた。
避ける間もなく、その水滴は僕の口内へ侵入した。
大気汚染物質を含んだそれは、単純に健康に悪いだけでなく、
その味も糞を煮詰めたみたいに最悪なものだ。
大抵の場合、口に入った時点で反射的に吐き出そうとえづいてしまう程に。
しかし、そうはならなかった。
それどころか、僕は今まで感じたことの無いほどの幸福感に包まれていた。
僕の舌の上を走る、柔らかな布で撫でられたような心地よい快感。
一瞬で口内全部に広がった快楽の波は、余韻を残すように何度も寄せては返した。
思わず銃を落として口元を押さえてしまう。
それは吐き出すとは真逆の行為で、つまり僕はこの口の中の"コレ"が逃げないようにしたんだ。
何が起きたのか分からなかった。
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