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( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
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「あたしの遺灰を食べて」
デレちゃんはあの日の約束をなぞるように、呟いた。
ツンとデレちゃんがやっぱり似ていないことを、僕は心から神様に感謝した。
「お姉ちゃんとふたりきりで会ったあの日、そう言われて、内藤君は約束しましたよね」
「……うん」
「お姉ちゃんの遺言書にも、内藤君に遺灰の一部を食べてもらうよう書かれていました」
「うん……」
「さあ……食べてみてください。舐めるでも、水で飲みこむでも、何かにかけるでも……なんでもいいです」
僕は小瓶を手に取って、まじまじと眺めてみる。
遺灰がどんな味がするかなんて分からないけど、食べるなら簡単だ。
栓をしているコルクを抜いて、指先に遺灰をつけて舐めとれば、それで終わりだ。
それだけのことで、ツンも、彼女の家族も、みんな救われる。
愛する人へ託した最後の望みが叶う。
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