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( ^ω^)文戟のブーンのようです[2ページ目]

1【学校案内】:2018/08/06(月) 16:27:07 ID:PylMIE1I0


≪とりあえずこれだけ分かっていれば万事OKなQ&A≫


Q.ここってどんなスレ?
A.お題に沿った作品を指定期間内に投下
投票と批評、感想を経て切磋琢磨するスレ

Q.投票って?
A.1位、2位とピックアップを選ぶ
1位→2pt 2位→1pt で集計され、合計数が多い生徒が優勝

Q.参加したい!
A.投票は誰でもウェルカム
生徒になりたいなら>>4にいないAAとトリップを名前欄に書いて入学を宣言してレッツ投下

Q.投票って絶対しないとダメ?
A.一応は任意
しかし作品を投下した生徒は投票をしないと獲得ptが、-1になるので注意

Q.お題はどう決まるの?
A.前回優勝が決める。
その日のうちに優勝が宣言しなかった場合、2位→3位とお題と期間決めの権利が譲渡されていく

Q.使いたいAAが既に使われてる
A.後述の「文戟」を参照



詳しいルールは>>2-9を参照してください!

また雰囲気を知りたい方は

前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1531744456/

へGO!!






.

951(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:24:15 ID:EU0cjT/I0

 Chapter 4

 Lazarus
        -死に至る病-

.

952(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:25:06 ID:EU0cjT/I0
夕食を待つその人は、悩ましげな吐息を口にした。
夜が明ければ、姉妹の手には縄が掛けられるだろう。
そうなれば、己の勝ちである。
様々な偶然によって、その人の無罪は証明された。
最初は考えなしに実行したというのに、天は味方を付けてくださったのだろう。
その人は感謝の気持ちを述べたくなり、
礼拝堂へ向かった。
朝な夕な祈りを捧げられていたそこに、
かつての神聖さはない。
後継問題によって心をすり減らした子爵は、やがて信仰さえも諦めるようになったのだ。
よって堂内は、静々とした埃の臭いに満ちていた。

 ロザリオ
花冠数珠を手繰るその人が、祈りを捧げようとした時だった。

カラン、

と、軽やかな落鉄の音。
それは、小さな刃物が滑り落ちた音にも似ている。
背筋から、ほつほつと汗が滲み出た。

( 、 トソン「昔から、」

凛と通る声の背後で、扉が閉ざされる。

( 、 トソン「寂れた祈りの場には、悪霊が出入りしやすいとか」

するはずのない声に、
その人はようやく振り向いた。

(゚、゚トソン「手入れが行き届いた教会では、
     良き隣人が沢山集うようにね」

953(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:26:43 ID:EU0cjT/I0
( 、 ;*川「トソーナ・エピフィルム……!」

花冠数珠を胸に抱き、ペネロペ・ブッシュは呟いた。
トソンの足元には、捨てたはずの郵便庖丁が煌めいていた。
不釣り合いな優雅さでそれを拾う女中は、ニコと微笑んだ。

(^、^トソン「ダメじゃないですか。
     勝手に人の物を盗るなんて」

はく、はく、と空気が喉に張り付く婦人は、ろくに言葉が返せない。

(^、^トソン「簡単なことですよ。
     秘密は大抵身近に置いて管理するか、
     興味のない所へ仕舞うものです」


あるいは、と一段と低くなる声。

(゚、゚トソン「自分の嫌う人物に、擦りつけてしまうか」

ゾッとする婦人の額に、汗が伝う。

( 、 ;*川「いつから、」

気付いていたの、という言葉は出なかった。
悪童じみた笑みとともに、トソンは口を開く。

(^、^トソン「いやはや、難儀な事件でしたね」

しかしその笑みは、真顔に戻る

(゚、゚トソン「最初に違和感を感じたのは、
     喫茶中のあなたの言動でした」

失せ物をした婦人に、ロミスは自分も探すと申し出た。
しかし彼女は、彼の気遣いを辞退した。

(゚、゚トソン「あなたは庖丁を失くしてなんかいなかった。
     でも失くしたと言うことで、
     子爵殺しの容疑から逃れようとしたのです」

954(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:27:52 ID:EU0cjT/I0
当時警察が採用していた捜査方法は、目星を
付けた人間を尋問し、裏を取るのが主流であった。
容疑者に入らなければ、まず捕まることがない。
そう考えたブッシュ婦人は、
犯行前から無実を喧伝していたのだ。

(゚、゚トソン「さらにあなたの場合は狡猾で、
     ほとぼりが冷めた頃に、これをクーの
     荷物に返すおつもりだったのでしょう?」

さすれば警察の調査が長引いても、
無実の女中を犯人に仕立て上げられる。

(゚、゚トソン「だからあなたは、これを盗んだ」

( 、 ;*川「……」

半年がかりの計画を暴かれた婦人の唇は、ひどく蒼かった。

       スープ
(゚、゚トソン「石の煮汁という民話をご存知ですか?」

反応のない彼女を気にせず、トソンは口を開く。

(゚、゚トソン「貧しい旅人がある村で食事を頼むも、断られてしまう。
     そこで彼は路傍の石を手にとって、
     おいしい汁物が出来ると村人を誘った。
     興味を惹かれた村人たちは、旅人に言われるがまま、
     様々な材料を持ち寄って、石の入った鍋に入れた。
     そして気付けば、豪華でおいしい料理が出来たのです」

つまり、とトソンは笑う。

(^、^トソン「この事件も、それと同じだったのです」

前掛けを漁る彼女は、牛酪箆と黒い石を取り出した。
薄ぼけた春の星々に照らされ、それらは控えめに光を放つ。

955(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:29:39 ID:EU0cjT/I0
(゚、゚トソン「瑪瑙は、微細な水晶の粒が沈殿して出来た石だそうですね」

彼女の言う通り、両者は石英という物質から出来ている。
しかし同じ分子構造を繰り返し構築した
石英の結晶が、水晶と呼ばれているのだ。
一方瑪瑙は、それらの小さな粒から出来ている。
結晶と沈殿の違いは、見た目ではっきりと区別することが出来る。
分子間で密に結び付いた水晶は、光をよく通す。
まれに色を取り込むこともあるが、それでもなお透明に輝く。
瑪瑙には、その透明性がない。
沈殿は結晶と違い、物質間での結合に法則がない。
よって瑪瑙には、無数の小さな孔が空いている。

(゚、゚トソン「ゆえに染め剤に浸け置くと、瑪瑙はその色を吸い上げます」

石を掲げる少女は、チラと婦人を見る。

(゚、゚トソン「蓬の煮汁に鉄を加えると、このような色合いになるそうですね」

長々と続く講義を、婦人は聞き流すよう努めていた。
しかしその実、彼女の耳はしっかりと内容を捉えていた。

(゚、゚トソン「己が持ち物を捨て去ったと思ったクーは、
     サンドレア嬢を貶めることにしました」

それが、例の占いである。

956(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:30:49 ID:EU0cjT/I0
(゚、゚トソン「蓬って凄いんですよ。
     昔から魔除けの道具としてつかわれていたんです」

でも、と言葉は続く。

(゚、゚トソン「墓場にある蓬を摘んではいけないのです。
     何故って、先ほどの教会と同じ理屈です」

魔に対する斥力と招来は、表裏一体の硬貨である。
きちんとした手順を踏まなくてはならないのは、
不完全な儀式によって望まぬ客を呼び寄せてしまうからだ。
しかしクーは、釜の中に石を密かに忍ばせて、意図的に儀式を欠いた。

(゚、゚トソン「ゴミ捨て場で摘んだ蓬に、細かく砕いた墓石。
     これだけ揃えて、何も起こらないわけがないでしょう?」

かくして不完全な魔術によって呼び出されたのは、最も身近な死霊であった。

(゚、゚トソン「つまり二人が儀式を行った時点で、
     とうに子爵は殺されていたのです」

( 、 ;*川「お待ちなさい」

引きつり笑いの婦人は、人を食った声を上げる。

( 、 ;*川「そんな出鱈目の儀式が、
     一体何の証拠になるというの」

付き合っていられないというように、婦人は半歩進む。
が、同じく前へ出たトソンに、彼女は気圧された。

957(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:31:47 ID:EU0cjT/I0
(゚、゚トソン「まあまあ、すぐに分かります」

焦る婦人を差し置いて、トソンは続ける。
冥府を覗いたサンドレアは、悲鳴を上げた。

(゚、゚トソン「当然ですよね。未来の結婚相手が
     自分の父親だなんて、ゾッとしますもの」

令嬢の嘆きと共に、牛酪箆は釜の中へと落ちた。
かろうじて作動していた儀式は、ここで崩壊する。
おそらく令嬢は気絶し、クーはその手当に追われていたのだろう。
今朝方の倉庫の臭いは、片付ける暇のなかった釜を隠していたからなのだ。

(゚、゚トソン「さて、ここで不思議な事が起こります」

儀式の終了後、瑪瑙と箆は、子爵の部屋へと転移した。

(゚、゚トソン「もしくは儀式によって惹きつけられた死霊が、
     対価として道具を得たのかもしれません」

祀る、願う、祟る。
いずれにしても、儀式を行う時には贄が必要になる。
よって箆と瑪瑙を得た何かは、静々と引き下がった。
ただし贄の受領は、物質の完全な消失を指すわけではない。
与える、または貰う行為そのものが呪術的な価値を発揮するからだ。

(゚、゚トソン「しかし急に物が落ちたとしたら、相応の音がするでしょうね」

子爵の部屋を物色していた執事は、さぞ肝を冷やしたに違いない。

(゚、゚トソン「驚いたロミス氏は、花瓶にぶつかりました」

そして、花瓶は床へと叩きつけられた。

958(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:33:52 ID:EU0cjT/I0
( 、 ;*川「彼は、子爵の死に気付かなかったの?」

(^、^トソン「ええ。
     だって、鼻が詰まっていますから」

慌てた彼は、思わず鍵を閉めてしまった。

(゚、゚トソン「何故かといえば、花瓶を割った事も、
     印鑑を盗みに部屋へと入った事にも、
     気付かれたくなかったからです」

( 、 ;*川「最初は鍵が掛かっていなかったのに?」

(゚、゚トソン「酒乱の所為にしようとしたのでしょう。
     彼はいつも泥酔させられていましたから」

子爵の携行便器には、吐瀉物が入っていた。
飲酒量を考えれば不思議ではないのだが、
さらに酔いを促進させるものがある。

(゚、゚トソン「阿片丁幾です」

ノエル婦人の機転により、サンドレア嬢の
貞操は、半ば守られていた。
食事や酒に混入されたそれは、子爵に深い眠りを齎した。
その一方で、彼は酷い中毒にも見舞われていた。

959(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:34:53 ID:EU0cjT/I0
(゚、゚トソン「じゃなきゃ娘の哀願を利用して、
     ヤろうだなんて思いませんよ」

( 、 ;*川「……」

花冠数珠を握る婦人の手は、ぶるぶると震えている。
それを認めていながらも、トソンは言葉を止めない。

(゚、゚トソン「わたしが屋根裏へ行く前に、
     貴女は子爵の部屋を出ていましたね」

( 、 ;*川「……」

(゚、゚トソン「あの時すでに、貴女は子爵を殺したのでしょう」

( 、 ;*川「……」

(゚、゚トソン「そしてそのまま、自分の部屋へと帰ってしまった」

つまり彼女は、普段とは逆の順に訪問をしたのだ。

(゚、゚トソン「貴女が書いたとされる手紙も、同じ仕組みでした」

手紙を書いていたという『不在の証明』も、
実は自分宛に送られてきた手紙だったのだ。

(゚、゚トソン「だから貴女は、手紙を観察される事を嫌った」

その意図に気付いていれば、事件は
もっと早く解決していただろう。
悔やむ一方で、トソンは容赦なく追い詰める。

960(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:36:23 ID:EU0cjT/I0
(゚、゚トソン「晩餐の前に、怒鳴られていたのは貴女でしたね?」

( 、 ;*川「……そうよ」

ようやく認めた婦人に、トソンは、笑みを零した。

(^、^トソン「自首する気になりましたか?」

( 、 ;*川「……」

黙する婦人に、しかし選択肢はない。
拒絶すれば、神出鬼没の女中は勝手に言いふらすことだろう。

( 、 *川「……する、わ」

熟考の末に出た色のない声に、
トソンは口角を釣り上げる。

(^、^トソン「良かった〜〜。
     じゃあ、早速行きましょうっ!」

能天気な女中は、不用心に背を向けた。
二歩、三歩と進む後ろから、
さかさかと婦人は距離を詰めた。
響く靴音は存外に大きく、

( 、 トソン「かハっ……!?」

腰帯子を抜く音をかき消した。
トソンはジタバタと藻搔く。
首にしっかりと巻きついた絹は、
堅牢に細首を締め上げた。

( 、 *川(ここでっ!
     終われるものか……!)

鬼気迫る形相で、婦人は叫ぶ。

( 、 *川(だって、社交界よ!?)

麗しき令嬢を社交界に送り出せば、
数多の男が彼女の手を引くことだろう。
そこで由緒正しき男と結ばれれば、
婦人の未来は安泰に違いなかった。

( 、 *川「誰も彼も、私の邪魔をして……!」

961(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:37:58 ID:EU0cjT/I0
――トラヴィスもまた、その一人であった。
長々と彼女を怒鳴りつけた彼は、最後にこう言った。

( ゚ω゚)「彼奴に社交性など要らぬ。
      あんな恥晒しを外に出すものか」

('、`;*川「お待ちください、旦那様」

必死に謝る婦人に、子爵は鼻を鳴らす。

( ゚ω゚)「世継ぎなら心配など要らぬ。
      ツンには、儂の子を孕んでもらう」

('、`;*川「なっ――!」

( ^ω^)「どうせ彼奴は、儂の血は引いていないだろう。
       阿婆擦れのデレシアが抱えた、他人の種なのだから」

瞬間、婦人の脳裏には様々な感情が渦巻いた。
教育に腐心した意味の無さや、親しかった友人への侮辱、
卑しい男に対する嫌悪と怒り。
そして、デレシアとの約束を守れない不甲斐さ。

( 、 ;*川(殺してやる……!)

再沸する激情に身を任せ、婦人は絞首する。

( 、 ;*川(大丈夫)

一度上手く行ったのだから、と彼女は橋を架ける。

( 、 ;*川(自殺に見せかければいい)

細い石橋に、彼女は賭ける。

( 、 ;*川(早く――っ!)

神に背を向けながら、淑女は祈る。

962(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:38:52 ID:EU0cjT/I0
( p トソン「ゴパっ――」

水っぽい音が、堂内に響く。
小さな体が、一度跳ね、土嚢のような重みへと変わる。

( 、 ;*川「やっ、た……?」

腰帯子を手放すと、肉が鈍く音を立てた。
はぁ、はぁ、と肩で息をする淑女は、冷たい床へと座り込む。

( 、 ;*川(殺した……)

一握の罪悪が湧き、婦人は慌てて穴を埋める。
それでもなお、息が戻ることはない。

( 、 ;*川「落ち着け……」

言い聞かせるように、婦人は呟いた。

が、

ニチャ、

と、口の中で、何かが粘ついた。

( 、 *川「へ……?」

それは、血だった。

( 、 *川「厭だわ……」

食い縛るうちに、出血したのだろうか?
怪訝に思う婦人は、唾液とともに飲み下そうとした。

( 、 *川「……あれ?」

口の中は、乾燥していた。
水を探る舌は、みるみるうちに硬直していく。
ブッシュ婦人は、悲鳴を上げた。
そのはずだった。
しかし肝心の喉は、きつく『何か』に戒められていた。
混乱する彼女は、涙ぐましい努力を続けるも、筋は動かない。
ふと、彼女は赤を視認した。
薄絹のようなそれは、細かな水の粒だった。
しっとりと濡れそぼる全身は、猛烈な寒さと置き換わる。

963(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:40:10 ID:EU0cjT/I0
「やれ、やれ」

感電じみた痙攣を繰り返す婦人は、聞き慣れた声に襲われる。

「まさかここまで大莫迦だったとは」

呆れ果てる女に、少女の面影はない。

「どうしてわたしが、看破出来たのだと思います?」

内から響く声は、くつくつと笑いをこぼす。

「ずっと見ていたからですよ」

あなたのことも、彼女のことも。

「闇のあるところに、魔は潜むものですよ」

一体いつから、どこまで。

「だって妹の為だもの」

そうよね、と言い聞かせ、

「うん、いいでしょう」

一方的に納得し、頬が吊り上がる。

「あなたに、わたしの記号をお譲りします」

964(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:40:42 ID:EU0cjT/I0
内から響く声は、速やかに血を吸い上げる。

「永く続くこの命」

存在の濃度を高める女に、

「されど、赦されることのない甦り」

女は、名前が無い事に気付く。

「さぁ、どうぞ」

もはや自分が何者であったのか、もう彼女には分からない。
その代わり、唯一の妹を思い出す。

「ああ、ミセリ」

呟く女は、礼拝堂を後にした。

965(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:41:23 ID:EU0cjT/I0
――執事の部屋では、未だ使用人たちが揉めていた。

(゚A゚* )「だから、どういう事なんや」

£;°ゞ°)「そうは言ったって、私にも分かりませんよ」

しらを切る執事に、ノエル婦人は紙を突きつける。

(゚A゚#*)「自分、書いてある字も読めないんか!」

『送金証明書』には、愛い女の名が踊っている。
しかし、ロミスも認めるわけにいかない。

川 ゚ -゚)「騙していたんですよね……?」

£;°ゞ°)「だから、違うんだって!」

否定を繰り返す執事は、スンと鼻をすすった。

£;°ゞ°)(あれ、)

その鼻腔の奥で、ツンと血の臭いがした。

£;°ゞ°)「え、」

鼻を擦る彼に、二人は怪訝な顔をする。

(゚A゚* )「なんや?」

次に異変に気付いたのは、婦人であった。

(゚A゚;*)「おい、」

ツツ、

と、執事の鼻から血が垂れる。

966(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:42:56 ID:EU0cjT/I0
「こんばんは」

暗闇の向こうで、声がする。

(゚A゚;*)「ペネロペ……?」

聞き覚えのある声だった。

川; ゚ -゚)「違う」

聞き覚えのない声だった。

「手癖が悪くって、ごめんなさいね」

声は、何かを投げ捨てた。

「親愛なる友人に、お返しするわ」

£;°ゞ°)「ま、待て」

闇へと駆けるロミスは、べしゃりと床を転がった。

「『お触り』は別料金だって、ご存知でしょう?」

クスと笑う声は、直ちに遠ざかる。
呆然とする三人は、ふと気付く。

(゚A゚;*)「な、なん……」

プツプツと浮く鳥肌と、背筋に氷柱を仕込まれたような寒気。
それを認めた途端に、使用人はへたり込む。
ただし唯一、クーは立ち尽くしていた。

川 ゚ -゚)「これは……」

若草色の布に包まれた中には、

川 ゚ -゚)「お婆様……」

黒い鞘に、燻んだ銀の刃。

967(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:43:39 ID:EU0cjT/I0
間違いなくそれは、奪われた形見であった。

川 ゚ -゚)(守ってくれたんだ)

クラリスの直感は、当たっていた。
もっとも、正確に言えば、元に戻ったのに過ぎなかった。
魔術の世界において、重要視される象徴物がある。

ゴブレット   ワンド アダーストーン
水の杯、炎の杖、地の石。

     アサメイソード
そして、風の小刀。

攻撃は、最大の防御であり、
この小刀もまた、例外ではない。
しかし、強力な力を発揮出来るのは、
四元素全てが揃っている場合に限る。
ペネロペの策により、均衡を欠いた
それは、逆に魔を呼び込んだ――。

968(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:45:14 ID:EU0cjT/I0
――夜魔は、閂を外すことなく、扉をすり抜けた。
霧状の体は、腐りかけの扉から水分を奪う。
それがトドメとなったのか、扉は音を立てて倒れた。
部屋の中では、変わらず闇が渦巻いている。

「ミセリ」

柔らかく、ぎこちなく、女は呼びかける。

ミセ* ー )リ「トソン……?」

体を起こす妹は、ケヘンと咳をする。
その呼気に、女は混ざる。
肺を犯す瘴気の数々を、女は優しく掻き上げた。

「逃げましょう」

妹の手を取り、女は外へ飛び出した。
廊下の向こうでは、弱々しい生気と
退魔の力が滾っていた。

ミセ* ー )リ「トソンでしょう?」

「ええ」

でも、と女は返す。

('、` 川「トソンでは、なくなってしまいました」

蒼白の婦人は、忌々しく呟いた。
――吸血鬼の本分は、赤黒い液体とされている。
ぶよぶよとしたそれは、日光や刺激にはいたく弱い。
それを守る重要な砦となるのが、肉体であった。
されど住み心地の良い城には、維持費がかかる。
すなわち、生き血だ。

969(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:45:53 ID:EU0cjT/I0
――あの晩。
彼女は、子爵の血を拝借しに部屋を訪れた。
月経中のミセリから血を吸えば、忽ち死に至る。
ゆえに気兼ねしない相手を前に、彼女は食事を取ろうとした。

('、` 川「抜かりましたね」

食事にあり付けなかった女は、
絞首によってその肉体を捨てた。
新たな肉体は豊富な血を蓄えていたし、
喰らうには丁度いい相手であった。

('、` 川「ごめんなさい」

吸血鬼は、邸を駆け抜ける。
強靭な風が吹き、それは玄関の扉を押し開けた。
外へ出た女は、一跳躍した。
つられて妹は、ぐんと空へと踊り出る。
慣性に従おうとする妹を、女は抱き上げた。
二人は、空を飛んでいた。

('、` 川「貴女の好きな『トソン』を守れなかった」

別物に変じたと信じる夜魔は、恐るべき速度で飛ぶ。

ミセ*゚ー゚)リ「――そんなことないよ」

寒風を切り裂く女は、一瞬躊躇した。

('、` 川「でも、」

ミセ*゚ー゚)リ「だって偽物だったら、一人で逃げてたよ。
      だけど、貴女はわたしを迎えに来てくれた」

実態のない霧を、妹は抱きしめる。

ミセ*゚ー゚)リ「貴女はちゃんとトソンだよ。
      トソンを守ってくれたんだ」

( 、 川(ああ――)

己にはない血の脈動を感じ、トソンは想う。

( 、 川(紛れもなく、『此れ』がわたしなのだ)

腹の底から歓喜が滲む感触に、吸血鬼は、救われた。

970(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:46:51 ID:EU0cjT/I0

 Epilogue

 Ever Before
        -そして夜は降りてくる-

,

971(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:49:04 ID:EU0cjT/I0
――如何なる場合でも、基督教は自殺を強く禁じている。
どのような苦しみがあっても、それは神が与えた試練であるし、
御子もまた、その人を救うために祈りを捧げている。
自殺は、それらの愛を否定する行いなのである。
神に見放されたから死ぬのではなく、
神を見放したから貴女は死ぬのだ。
ゆえに、信ずることを止めてはならない――。

学のない子供でも、それだけは親から学ぶことが出来た。

ミセ* ー )リ(だけど、そんな事言われても、辛いよ)

真夜中の倫敦橋で、少女は川を眺めていた。
三日間も稼ぎのない彼女は、ひどくお腹が空いていた。
それをあざ笑うかのように、足の隙間から水音が響く。
裸足の彼女は、湿った生温かさを実感する。
それは、経血であった。
初めての出血に驚いた彼女は、
同じく娼婦である母に問うた。

「それ、赤ん坊が産めるようになったって事だよ」

そんな事も知らないのか、という母は忌々しそうに呟いた。
出血は約一週間続くので、その間は客を取ることも出来ない。
収入が途絶えてしまうのだから、無理もない。
少女は納得するも、おぞましいと感じてもいた。

ミセ* ー )リ(お母さんになったら、子供を可愛がりたいと思ってた)

972(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:49:40 ID:EU0cjT/I0
病で死んだ姉妹に、安価で売られた兄弟。
かつては十人いたという兄弟も、今や少女のみ。

ミセ* ー )リ(仲良く暮らせたらって、思ってた)

しかし、少女は初めて気が付いた。
妊娠を避ける術は、ない。
出来てしまったら、それを活用してなんとか暮らしていくしかないのだと。

ミセ* ー )リ(わたしもいつか、お母さんになっちゃうんだ)

母の母も、そのまた母も、おそらく同じように生計を立てていた。
そしていよいよ自分も、その系譜を引き継ぐこととなった。

ミセ* ー )リ「そんなの、いやだよ……」

眼下に広がる川は、黒く淀んでいる。
橋から真っ逆さまに飛び降りれば、死ねるに違いなかった。

ミセ* ー )リ(神さま、おゆるしください)

拙い祈りを込めて、少女は上体を乗り出した。

973(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:51:01 ID:EU0cjT/I0
――が、

「待ちなさいな」

上空より、声がした。
驚いた彼女は、尻餅をついた。

ミセ*;゚ー゚)リ「なっ、――!」

欄干に着地する少女は、冷えた視線を送る。

(゚、゚トソン「自殺はお勧め出来ません」

ミセ*;゚ー゚)リ「はぁ?」

(^、^トソン「何故なら、わたしもかつてはそうだったから」

ミセ*;゚ー゚)リ「失敗したってこと?」

(゚、゚トソン「半分正解」

ミセ#゚Д゚)リ「ふざけないで」

回りくどい説明に、少女は苛立ちを
隠せないが、相手は調子を崩さない。

(゚、゚トソン「わたし、こう見えて吸血鬼なのです」

ミセ#゚ー゚)リ「はぁ?」

(^、^トソン「さぁさ、どうぞご笑覧あれ」

面食らう少女の前で、人を食った笑みが薄らぐ。

ミセ*;゚ー゚)リ「え……?」

闇に溶け込んだ輪郭は、細かな煙となって、宙を漂った。
奇妙な煙は、からかうように少女へ絡みつく。
瞬間、冬かと見紛うほどに体が冷える。

ミセ; ー )リ「ヒッ……!」

刺繍の目をほぐすように、毛穴が立った。
歯を鳴らして震える少女の耳元で、煙は囁く。

974(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:52:51 ID:EU0cjT/I0
「どうです、おぞましいものでしょう」

返事の出来ない少女に代わり、それは答える。

「わたしもあなたと同じ、娼婦でしたの。
 それである日、嫌になって死んでみたんです。
 そうしたら、再び目を覚ましてしまったのです」

気がつけば、目の前には蒼ざめた夜魔がいた。
少女は力なく座り込み、己の肩を抱きしめていた。

(゚、゚トソン「わたしね、自分が
     何者なのかも分かってないんです」

――肉体は、ただの器に過ぎない。
人格と魂は同義であり、死後に
救われるのも、自我の中枢を担う魂のみ。
約束された復活の中に、当然肉体は含まれていない。
さて、吸血鬼とは何者なのか。
答えは明快ではない。
神を拒んだ人間の魂は、何処へと
消えていくのか、誰も知らないからだ。
ゆえに動き回る死体とは、非常に恐ろしい存在だ。
人格を持たない器が、どうして今、人格を得ているのか。
一体何者の手によって、人格は与えられたのか。
ゆえに孤独な夜魔は、忠告したのだ――。

(゚、゚トソン「かつての記憶が蘇っても、それは今のわたしではないのです」

それは、硝子製の陳列棚越しに
宝石を見ているようなものだ、と彼女は言う。

(゚、゚トソン「皮肉なものでしょう?
     成ってから初めて前の方が
     よっぽどマシだったと気付くなんて」

退治されるまで、彼女の永い夜は続く。
そして退治されたとて、
それは神の許しが与えられるわけではない。
待ち受けているのは、完全なる消滅だ。

975(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:53:19 ID:EU0cjT/I0
(^、^トソン「でも、逆に言えばわたしがいることは、
     神が存在している証なのかもしれません」

だから、と夜魔は目を細める。

(゚、゚トソン「精々、貴女も生きることね」

嘲るような笑みを見せ、夜魔は背を向けた時だった。

ミセ*゚ー゚)リ「ま、待って……」

青銅のような足にしがみつき、少女は懇願する。

ミセ*;゚ー゚)リ「それなら、わたしの血を飲んでくれませんかっ?」

(゚、゚トソン「……正気?」

ミセ*;゚ー゚)リ「だって、こんな所に居たくないんだもの」

(゚、゚トソン「……」

一択しか持ち得ていなかった夜魔は、ふと気付く。
硝子の向こうに阻まれた宝石と、少女はよく似ていた。
喉から手が出るほど羨んでいた存在が、目の前にいる。

(゚、゚トソン(わたしは、『其れ』になれない)

けれども、と言葉は続く。

(゚、゚トソン(わたしは、欲しい)

『わたし』が歩むはずだった人生を歩む少女を、吸血鬼は欲した――。

976(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:54:37 ID:EU0cjT/I0
――――――。

――――。

――。



('、` 川「次は、何処に行きましょう」

ミセ*゚ー゚)リ「何処へだっていいわ」

委ねられた選択肢に、霧は笑う。
つられて、少女も笑った。
――はるか下を流れる川の滸で、一つの灯りが消えた。
けれども二人にとって、そんな事は些細だった。
霧深い夜は、まだまだ続きそうだった。

977(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:55:04 ID:EU0cjT/I0

赤き瑪瑙は喪に服すようです
              了

.

978(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 00:55:40 ID:EU0cjT/I0
(´・_ゝ・`)「長々と占領して悪かったね」

(´・_ゝ・`)「僕はもう寝るよ……」

979('A`) ◆0x1QfovbEQ:2018/09/05(水) 00:58:10 ID:IJ0eNOwM0

('A`) 残り22レスじゃ足りないんで

('A`) 俺は次スレで投下するわ

ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1536071497/

980爪'ー`)y‐[文戟中] ◆IIES/YYkzQ:2018/09/05(水) 01:09:04 ID:V0fEXxMY0
爪'ー`)y‐ 「今のオレには描き出せない、世界観だった」

爪'ー`)y‐ 「投下、お疲れ様です」

981名無しさん:2018/09/05(水) 02:16:17 ID:IiT81.1M0
すごすぎおつ

982从 ゚∀从 ◆ogHcBy0QF6:2018/09/05(水) 07:17:44 ID:vrS9NfVU0
从 ゚∀从 「これ感想期間3日じゃ足りなくないか」

从 ゚∀从 「週末まで伸ばしてほしいぜ」

从 ゚∀从 「デミタスもドクオも乙」

983名無しさん:2018/09/05(水) 10:10:18 ID:fcCRSTMQ0
おはようございます!

投票期間のお知らせを致します! 各自ご確認ください!

【第三回品評会投票期間】

『2018年9月5日0時00分〜2018年9月9日21時00分』



ご要望通り、投票受付期間を少し長めに設定しました!

投票は以下の次スレにお願いします。

( ^ω^)文戟のブーンのようです[3ページ目]
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1536071497/



また、大変申し訳ないのですが、先述の通り今私のネット環境がスマホのみなため、
今回の参加作品一覧を作成するのが難しい状況です。

どなたか代わりに書き込んで頂ければ幸いです。


投票期間終了の日曜日にはパソコン使用できる環境が整うので、どうか宜しくお願い致します。

984総帥 ◆IxnXYH/4Y2:2018/09/05(水) 10:11:12 ID:fcCRSTMQ0
トリ忘れてました

985(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 14:06:53 ID:Zw3w76VI0
>>546
( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c
ξ゚⊿゚)ξ〈 デジモン騎士マゾデブ稲荷アマテラス&ビックリドッキリファンイラスト!)のようです

>>586
爪'ー`)y‐[文戟中] ◆IIES/YYkzQ
黄泉鏡

>>618
从 ゚∀从[文戟中] ◆ogHcBy0QF6
引っ越しのようです 

>>653
ζ(゚ー゚*ζ ◆ob8ijO4RO6
八月の待ち人のようです

>>674
('(゚∀゚∩ ◆lDflfAeUwE
川 ゚ -゚)鈴の音が聞こえるようです

>>698
(・∀ ・) ◆evfltpoFGo
( ^ω^)は零感のようです

>>734
(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
8割生活のようです

>>756
( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
('A`)のヘソは名産地のようです

>>784
o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
( ^ω^)冷たい掌のようです

>>808
(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2
赤き瑪瑙は喪に服すようです

次スレ>>15
('A`) ◆0x1QfovbEQ
紙魚のようです
https://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/21864/1536071497/15-77

986(´・_ゝ・`)[文戟中] ◆lqtlYOyuz2:2018/09/05(水) 14:07:30 ID:Zw3w76VI0
(´・_ゝ・`)「取り急ぎまとめてみた」

(´・_ゝ・`)「ミスがあったら申し訳ない」

987( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c:2018/09/05(水) 16:35:05 ID:jHs8yrYQ0
( ^ω^)「やっと読み終えた!乙だお!」

(;^ω^)「こんなクオリティの高いゴシックサスペンスホラーが飛び出してくるとは思ってなかったお……マジで脱帽だお」

( ^ω^)「作品レス番まとめも乙だお!」

988( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c:2018/09/09(日) 22:48:02 ID:NLmnTy4Q0
( ^ω^)「タイムカプセル埋めるおー」

【第一回参加作品(全15作品)】

(・∀ ・) ◆evfltpoFGo
ζ(゚ー゚*ζ人魚がいた岬のようです( ^ω^)

('(゚∀゚∩ ◆lDflfAeUwE
川 ゚ -゚)海へと走るとある夏の日のようです('A`)

(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
|  ^o^ | こちらの海は狭いようです | ^o^ |

从 ゚∀从 ◆ogHcBy0QF6
コップ一杯の海のようです

J( 'ー`)し ◆nL4PVlGg8I
J( 'ー`)し 海に行きたくないようです

ζ(゚ー゚*ζ ◆ob8ijO4RO6
川 ー )ローレライのようです

( "ゞ) ◆x4POrpflHM
シー、のようです

(-_-) ◆q/W4ByA50w
('A`)毒島太朗物語のようです

(*゚ー゚) ◆4hjDojWtys
( ・∀・)幽霊のようです

( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
(*^ー^)花嫁は思い出に沈むようです

( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c
バカと無人島のようです

(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2
誰も要らないようです

('A`) ◆0x1QfovbEQ
从 ゚∀从は海を探しているようです

爪'ー`)y‐ ◆IIES/YYkzQ
かくれんぼ

('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
川°-°)ヤマモヨウのようです

989( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c:2018/09/09(日) 22:50:29 ID:NLmnTy4Q0
【第二回参加作品一覧(全14作品)】
ζ(゚ー゚*ζ ◆ob8ijO4RO6
ξ ゚⊿゚)ξどこでも、いっしょ。のようです(^ω^ )

('、`*川 ◆tKLHNhuUIo
夕やけ小やけのようです

(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
銀河ワルダーのわるだくみのようです

( "ゞ) ◆x4POrpflHM
僕らは空を飛べないようです

从 ゚∀从 ◆ogHcBy0QF6
スーパーノヴァのようです

(・∀ ・) ◆evfltpoFGo
川 ゚ -゚)は地面を踏みしめるようです

(-_-) ◆q/W4ByA50w
川 ゚ -゚)空の家族作りのようです

('(゚∀゚∩ ◆lDflfAeUwE
空(から)のようです

総帥(仮) ◆IxnXYH/4Y2
ξ゚⊿゚)ξ津出さんに関する"10"のこと。のようです

( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c
(、∀,)空に落ちるようです

(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2
Subliminally Lyric Leading & Readingのようです

( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
彗星のようです

J( 'ー`)し◆nL4PVlGg8I
〜天空城は果てしないようです〜

o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
空のタンクのようです

990( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c:2018/09/09(日) 22:51:04 ID:NLmnTy4Q0
【第三回参加作品(全11作品)】

( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c
ξ゚⊿゚)ξ〈 デジモン騎士マゾデブ稲荷アマテラス&ビックリドッキリファンイラスト!)のようです

爪'ー`)y‐ ◆IIES/YYkzQ
黄泉鏡

从 ゚∀从 ◆ogHcBy0QF6
引っ越しのようです 

ζ(゚ー゚*ζ ◆ob8ijO4RO6
八月の待ち人のようです

('(゚∀゚∩ ◆lDflfAeUwE
川 ゚ -゚)鈴の音が聞こえるようです

(・∀ ・) ◆evfltpoFGo
( ^ω^)は零感のようです

(-@∀@) ◆q5Dei.01W6
8割生活のようです

( ´_ゝ`) ◆GmbTh14.y.
('A`)のヘソは名産地のようです

o川*゚ー゚)o ◆r65.OITGFA
( ^ω^)冷たい掌のようです

(´・_ゝ・`) ◆lqtlYOyuz2
赤き瑪瑙は喪に服すようです

('A`) ◆0x1QfovbEQ
紙魚のようです

991(・∀ ・) ◆evfltpoFGo:2018/09/09(日) 22:52:41 ID:6vQ8dgO.0
(・∀ ・)「おきづきいただけただろうか……」

(・∀ ・)「そう」

(・∀ ・)「回をおうごとにさくひんがへっているのです」

992( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c:2018/09/09(日) 22:52:44 ID:NLmnTy4Q0
( ^ω^)「全部で39作品!」

( ^ω^),,「この数字だけでも盛り上がりが手に取るように分かるお」

993( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c:2018/09/09(日) 22:53:12 ID:NLmnTy4Q0
>>991
( ^ω^)シ-ッ

994('A`) ◆0x1QfovbEQ:2018/09/09(日) 22:54:46 ID:JKxkDC5Q0

('A`) 最後まで残ってた奴が真の強者ということだな?

995(・∀ ・) ◆evfltpoFGo:2018/09/09(日) 22:54:57 ID:6vQ8dgO.0
(・∀ ・)「まあげんさくでも行事ごとにせいとへってるからな」

(・∀ ・)「強きもののみが生きのこる」

(・∀ ・)「これぞじゃく、じゃくにく」

(・∀ ・)「やきにくてーしょく??」

996( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c:2018/09/09(日) 22:56:22 ID:NLmnTy4Q0
( ^ω^)「ドクオちゃん退学取り止める〜????」

997('A`) ◆0x1QfovbEQ:2018/09/09(日) 22:58:22 ID:JKxkDC5Q0

('A`) いや、今別れの挨拶を書いてる

998从 ゚∀从 ◆ogHcBy0QF6:2018/09/09(日) 23:04:10 ID:FHu.VQgo0
从 ゚∀从 「……ごめんな、ドクオ」

999( ^ω^) ◆DD/QFCGk1c:2018/09/09(日) 23:05:17 ID:NLmnTy4Q0
(;^ω^)「おっお……」

( ^ω^)「けどそれもブンゲキだお」

( ^ω^),,「涙を呑んで別れの時を待つお」



(#^ω^)「けど勝ち逃げとかドクオの癖にカッコよくてムカつくお!」

(#^ω^)「ぶごー!」

1000名無しさん:2018/09/09(日) 23:13:51 ID:RvRIjaIY0
1000ならドクオ復活




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