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艦娘がいない鎮守府のようです

68 ◆HS4z8y6JHc:2016/04/03(日) 17:00:51 ID:62pQqJ3.0
オッサンは自虐的に乾いた笑い声を上げ、目頭を指で揉み解す
顔を上げた時には、いつもの表情へと戻っていた


(´・ω・`)y-~「まさか艦娘が一人もいねえ場所に送られるなんざ、思ってなかったがな」

('A`)「……」

(´・ω・`)y-~「ああ、別に不満ってワケじゃねえ。ここの生活は楽しいし、お前も良くやってると思うよ」

('A`)「良く……やってるの、かな」

(´・ω・`)y-~「あん?」


また一つ、鎮守府の現実を知った
轟沈による心の傷。戦争という抗えない現実
軽い気持ちで踏み込むべき世界ではなかった


('A`)「今でもオッサンの話を聞いて、ここに送られたことを安心している。前線では、艦娘が命を落としているのに」

( A )「嫌でも自覚するよ……俺は能天気で、覚悟のない人間だったってことを……」

(´・ω・`)y-~「……」


自分の、胸中を打ち明けた。幻滅されても、構わないと思った
辛い過去を持ちながら、のうのうと提督面していた俺に、オッサンは心中で我慢してたのかもしれない
だから、その鬱憤を晴らして貰いたかった。だが


(´・ω・`)y-~「なら、今から変わればいいじゃねえか」


叱責でも、怒号でもない、優しい声でオッサンは返事をした


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