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艦娘がいない鎮守府のようです

67 ◆HS4z8y6JHc:2016/04/03(日) 16:59:36 ID:62pQqJ3.0
(;´ ω `)「卯月だけじゃねえ……弥生も、皐月も、文月も……みんな沈んでは建造され、何事も無かったかのように現れる……」

(;´ ω `)「そっ、それが、余りにも恐ろしかった……悪い夢を、延々と見せ付けられるような……」

(;´ ω `)「そんな日々が続いて、俺ァ馬鹿になっちまったんだろうな……提督の秘書艦と、提督を犯した……」


最初に出会ったときのような軽口では無く、重々しい、後悔が乗った口調だった
涙こそ流してはいないが、喉の奥から、時折しゃくりあげるような音が聞こえた


(;´ ω `)「精神疾患と診断された俺は、軍の病院で半年ほど入院した。上層部から退院時に突きつけられた二択が……」

(;´ ω `)「犯した罪に見合う年月を、牢屋で過ごすか。その倍以上の時間、『ここ』で勤務をするか……だった」


('A`)「……」


『何故』とは、聞かなかった。何となく、理解出来るからだ
オッサンは料理人だ。『美味しい』の一言が、オッサンにとっての最高の報酬なんだろう


('A`)「鎮守府に、戻ってきたのは」

('A`)「また……艦娘に料理を出す為だった、のか?」


(´ ω `)「……」カチッ シュボッ

(´ ω `)y-~「料理の腕以外に、取り得が無かったからな……せめて、美味い飯振るうくらいの償いをしたかったのさ」


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