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艦娘がいない鎮守府のようです

66 ◆HS4z8y6JHc:2016/04/03(日) 16:57:20 ID:62pQqJ3.0
(´・ω・`)y-~「ある日、卯月がパッタリ来なくなった。気になったが、一介の調理師如きがウロチョロしていい場所じゃあ無かった」

(´・ω・`)y-~「仲の良かった駆逐艦に聞いてみたら、『一週間ほど前に沈んだ』と、泣きそうな顔で答えてくれた」

(´ ω `)y-~「信じられなかったね。最後に会った日も、ふざけて笑っていたあの子が『死んだ』だなんてよ」


('A`)「オッサン、もう……」


余りにも辛そうな表情を見て、話を中断させようとしたが
それでもオッサンは、『最後まで聞いてくれ』と、呻くように呟いた


(;´ ω `)y-~「もっと恐ろしいのはここからだ……悲しみの傷も癒えてきた時、ひょこっと『卯月』が厨房に現れた」

(;´ ω `)y-~「最初は夢でも見てんのかと思った。だが、手の甲を抓ってみると確かに痛かった。現実に、死んだはずの卯月が現れた」

(;´ ω `)y-~「『生き返った』『帰ってきた』。俺はそう期待した。だが、あの子は俺の顔を見てこう言ったんだ」


タバコが、グシャリと完全に握りつぶされた


(;´ ω `)「『初めまして』とな……」


(;'A`)「……」


艦娘を知っている者なら、この謎は難なく解ける
『建造』もしくは『ドロップ』によってやってきた、新しい『艦娘』だ
姿形、人格も瓜二つ。だが、記憶や思い出は、まっさらな『別人』

もし俺の家族や、親しい友人が、全く別の存在として現れたとしたら
オッサンのように、恐怖を覚えただろう


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