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艦娘がいない鎮守府のようです

62 ◆HS4z8y6JHc:2016/04/03(日) 16:49:20 ID:62pQqJ3.0
透き通るような関西風の出汁を啜る。摩り下ろした生姜の風味が爽やかだ
具は甘辛く煮込んであり、ゴボウの歯ごたえが良いアクセントになっている


('A`)「ああ、うめえ……」


自然と零れる、食事への感想。どっかの美味しnクソグルメ漫画のように、薀蓄垂れ流さなくとも
『美味い』の一言は、料理人に対する最高の賛美だと思う


(´^ω^`)「知ってる」


でももうちょい謙虚になれよムカつくなその顔


('A`)「ごっそさん」


五分足らずで食い終え、パンと手を合わせ食事への感謝をする
オッサンは灰皿を引き寄せ、食後の一服を始めていた


(´・ω・`)y-~「フーッ……そういや、こうやって二人だけでゆっくりするのは始めてだな」

('A`)「せやな……」


この一ヶ月はバタバタとしていたし、何か食うときは絶対ブーンいたしで
こうして向き合って話す機会は、無かったかもしれない

しかし、ちょうど良い。前の鎮守府の話を聞くには、おあつらえ向きだろう
テーブルに置いてあるクリアファイルを、オッサンに差し向けた


(´・ω・`)y-~「これは?」

('A`)「目を通せば分かる」


タバコの灰をトンと落としたオッサンは、コピー紙を取り出し、左右に目を流す
そして、『信じられない』といった表情で、俺の方へと向き直った


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