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艦娘がいない鎮守府のようです

55 ◆HS4z8y6JHc:2016/04/03(日) 16:40:48 ID:62pQqJ3.0
('A`)「今日のご機嫌は悪いようだな……」


今日の天気は曇り空、風も吹き波が高い
空も海も灰色に染まり、巨大なバケモノが、大口開けているかに見えた
広げた折りたたみ椅子に深く座り、イヤホンを耳に突っ込み、ウォークマンの再生ボタンを押す


♪Zebrahead - Rescue Me
https://www.youtube.com/watch?v=w0rkj_GHO2g


('A`)「……」


風が波を押し上げ、時折港湾に水しぶきを立たせる
こんな時化た海でも、艦娘は出撃しているのだと言う
その姿を目に掛けたことは無いが、もしもその背中を見送ることがあるのなら

俺は、どう声を掛けたらいいのだろうか?


('A`)「戦争、か……」


提督は、艦娘の司令官という立場だ
言うならば、机上の駒を進めて、戦いを勝利に導く存在だ
だから……『戦場の空気』を、読み取ることが出来ない。砲の音も、魚雷発射音も

圧倒的火力で迫る戦艦級深海棲艦の圧力も、音も無く足下に現れる潜水艦の恐ろしさも

それを知らない立場で、『頑張ってこい』『必ず勝て』など、言っても良いものだろうか?
近頃、そんなことを考えるようになった。多分、もっと早くに
それこそ、提督の道に進む前に考えるべきことだろう


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